小さな学校、大きな誇り—/おいでよウリハッキョ vol.44 中大阪朝鮮初級学校
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大阪の中等教育の発祥地である中大阪朝鮮初級学校では、日々、教育の質をあげながら、児童の育成に全的な力を注いでいる。「子どもたちが通いたがり、保護者たちが送りたがる学校」—。創立から74年、一度の移設もなく、東成の地で民族を育んできた、地域同胞たちの拠点として誇り高い中大阪初級を訪ねた。
△今月のハッキョ
中大阪朝鮮初級学校
歴史:1945年10月、東成地域の数ヵ所に国語講習所が開設。46年、森町、東中本、大今里、大成通地域の日本学校の教室にて初等教育を実施し、48年1月、東成朝鮮学園初等学校および中学校創立。50年7月、「学校閉鎖令」の後は、大阪市立本庄中学校の西今里分校として民族教育を続け、51年、大阪市立西今里中学校への改称を経て、61年9月、中大阪朝鮮初中級学校創立。68年、新校舎竣工後、69年4月から付属幼稚班を併設。97年、創立50周年に際し、校舎外壁改修とコンピューター室を設置。2006年から初級部に。12年、民族教育歴史資料室を開設。
データ:金采玹校長/園児:9人、児童:25人/学区:東成区
〒537-0021 大阪府大阪市東成区東中本3-17-6(最寄りは大阪メトロ緑橋駅)
Tel. 06-6976-7644
学びも遊びも“みんなで”
「みんなきょうだいのよう」—そんな印象を受けた。同校は、比較的男子児童が少ないが、男女、学年の垣根なく、何ごとにもみなで取り組むよう。今年度は、学期ごとに「学校愛、地域愛、発信」をテーマに設け、学校生活に取り組んでいるという。「児童たちはみな真面目で、授業も教員の話にもよく耳を傾けます。一方で、遊ぶときは遊ぶ。高学年は課外活動にも熱心です」と金采玹校長(56、左)。
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