あいづち
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今月号では、日常会話で使えるあいづちについて習います。ちなみに、あいづちを打つことを朝鮮語で「맞장구를 치다」と言います。
그럼요.
(もちろんです)
発音は[그럼뇨]となるので気をつけてください。また、「그럼」のように「요」を取ったら반말(タメ語)になります。相手との関係性の中で使い分けましょう。似たような表現で「물론이죠.(もちろんです)」もあります。
맞아요.
(その通りです)
非常によく使う表現です。「맞아맞아맞아(そうそうそう)」といったように続けて使うこともあります。また、「그러게.(そうだね)」「그렇죠.(そうでしょう)」なども合わせて覚えましょう。
내 말이 그 말이야.
(だよね)
それが言いたかったんだよ、という強い共感のニュアンスがあります。北南で共通する表現ですが、南では「내 말이.(それな)」という風に縮めて使う場合もあります。目上の方には使えない表現なので、代わりに「그러니까요.(ですよね)」などを使いましょう。
コラム●イントネーションのコツ
朝鮮語のイントネーションは、二文字目を上げて、三文字目以降を緩やかに下げると自然な発音になります。ただし激音と濃音と子音[ㅅ]から始まる場合は、高い所から始めて二文字目は高さを維持し、三文字目から下げます。もちろん方言などにより違いがありますが、普段からこのイントネーションを意識して朝鮮語を聞いて話してみてください。
筆者:金泰植
きむ・てしく●1980年生まれ。茨城朝鮮初中高級学校、朝鮮大学校外国語学部卒業。九州大学博士課程修了(比較社会文化)。現在、早稲田大学で客員次席研究員をしながら津田塾大学、聖心女子大学などで朝鮮語を教える。NHK出版の『ハングル練習帳』に連載や、K Village Tokyoのテキストなどを執筆。