【特集】 私の恩人
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「恩人」と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか。高校、大学時代の恩師、職場の上司や同僚、地元の先輩、はたまた偶然出会った名前も知らぬあの人―。進学や就職、独立など人生のさまざまな岐路で手を差し伸べ、導いてくれた人がいるはずです。今月号の特集では、そんな「恩人」にまつわるストーリーを各界各層の同胞たちに語ってもらいました。
私の人生の恩人
朝鮮学校教員、アーティスト、地域の総聯非専従活動家など各界各層の在日同胞たちに、恩人にまつわるエピソードを語ってもらいます。今時の赤ちゃんのイルムは―? 名づけのこだわりや、名前の由来、名前に込めた思いを聞きました。
①ハッキョへの道つないでくれた
余信徹さん(26、福岡県在住) 恩人・鄭容子さん
②熱血指導者の言葉―「決めた道を行け」
徐炳朝さん(45、兵庫県在住) 恩師・張宗孝さん
③“先生こそ、祖国”―
李文基さん(40、チャンセナプ奏者) 恩師・リュウ・ヒョクチョルさん
④大病乗りこえた、その先に
文成好さん(51、奈良県在住) 恩人・朝青大阪府生野西支部の仲間たち
⑤“違うこと”を才能にしてくれた
ルンヒャンさん(東京都在住) 恩人・河明樹さん、尹慧瓊さん(ソヘグム奏者)
「ひたむきに、謙虚に、感謝の気持ち忘れずに」
オンライン対談 成昂徳さん(元ラグビー・トップリーガー)×金信男さん(大阪朝高ラグビー部元監督)
大阪朝鮮高級学校(当時)出身で、社会人ラグビーのトップリーグなどで長く活躍し昨年、三菱重工相模原ダイナボアーズで現役を引退した成昂徳さん(38)と、成さんの朝高時代の恩師である同校ラグビー部元監督の金信男さん(60)とのオンライン対談を企画した。
私を変えたあの一言
人生を変えてくれた言葉、進路の転機となった言葉、迷った時に導いてくれた言葉―5人の同胞たちに、今も心に残る恩人の言葉を挙げてもらいました。
「朝大には張炳泰という凄い化学の先生がいる」
夫勇進さん(48、東京都在住)
「自分の大切な学校、部活の転換点になれる存在に成長しなさい」
金佳奈さん(25、神奈川県在住)
「自分史を生きるのか、民族史を生きるのか」
朴卓さん(33、関西在住)
「朝鮮人であることにポジティブに向き合えるようになったのであれば、同じ朝鮮人として嬉しく思う」
木村愛(金サラン)さん(30代、関西在住)
당연한 일이다(当然のことだよ)
慎鏞紀さん(28、埼玉県在住)
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私は日本人ですが、ある日、出会った在日朝鮮人の方が言った言葉が忘れません。「世の中には見えないところで苦しんでいる人がいることを忘れてはいけない」。