新大久保の「おうさか苑」が復活/お好み焼幸永 おうさか苑(東京都新宿区)
広告
新大久保駅そばで1989年から29年間、地元の人に愛され、惜しまれつつ閉店した「お好み焼きおうさか苑」の味を引きついだお好み焼き屋が「お好み焼幸永 おうさか苑」として新宿に復活した。今年5月にオープン。店長の朴寿福さん(33)は、「おうさか苑の常連さんが復活を知って来てくれ、懐かしがってくれました。家族連れも多いですね。それでも認知度はまだまだ。これからもっと発信していきたい」と意気込む。
同店のお好み焼きは、先代の「オモニ」である橋本顕子さんが、大阪でお店を始めたことを納得させる関西の味。生地は少な目でお腹にたまらず、キャベツの食感が残るのもいい。人気メニューは、豚玉、とん平大葉チーズ焼き、めんたいこもんじゃで、サイドメニューも豊富だ。看板メニューのねぎすじコンは、驚くような大きさのスジ肉がボリューミーで、特製のタレがこれまた後を引くおいしさ。また、イカわた焼きは、イカのわたをバターでからめたタレが癖になる。イカを食べた後は、イカわた飯焼きセットを頼んで、タレをからめたごはんをシメにするのもいい。新宿の「ホルモン屋 幸永」の系列だけに、肉のラインナップも多く、粉ものに加え、タンやハラミなど、焼肉も幅広く楽しめる。
店長の朴さんは福島県出身で、3年前に上京し、赤坂のお好み焼き屋で修業してきた。その後、「おうさか苑」のオモニからお好み焼きを直接学んだ。お好み焼きは先代の味を生かしつつ、サイドメニューにオリジナリティを出そうと奮闘中だ。
前の大久保の店は8坪ほどの小さなお店だったが、新店舗は34席とより広くなったので、大人数の宴会もできる。「おうさか」という言葉は、「大阪」の語源で、「お店を通じてめぐり合う」という願いが込められているそうだ。西武新宿駅から徒歩1分、飲食店がひしめく新宿で、新しい名店が生まれる予感がした。
Shop DATA
お好み焼幸永 おうさか苑
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町2-45-7 石井ビル1F
Tel:03-5285-8302
営業時間:17:00-24:00(定休日なし)
アクセス
西武新宿線西武新宿駅徒歩1分、JR新宿駅から徒歩5分
メニュー
豚玉 1000円、モダン焼1250円、とん平焼 660円、とん平大葉チーズ焼 770円、ねぎすじコン 858円、めんたいこもんじゃ 1080円、生ビール(中ジョッキ) 650円(税込み)