緊張の根底にある本質を見極めよ 2023年朝鮮半島情勢展望 浅井基文
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2022年の北東アジア国際情勢は、米国・バイデン政権による私利私欲(「一国主義」)追求の対外政策、中国に照準を定めたインド太平洋戦略、ロシアの徹底的弱体化を狙う対ウクライナ支援政策等を背景に、米ソ冷戦当時を彷彿させる緊張のもとで推移し、地政学的に北東アジアの中心部に位置する朝鮮半島情勢も緊張度を増した。しかし、私たちには、そうした緊張(表面的事象)に視野を奪われず、緊張の根底に座る問題の本質を見極める確かな眼力と情勢判断力が求められている…。(続きは月刊イオ2023年2月号に掲載)