vol.14 報道は差別と戦う 次なる勝利に向かって
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「差別はいけない」との一般論に頷いても、眼前の差別を悪と断じて批判するのは尻込みする。残念ながらこれが日本社会における「多数者」の振る舞いだろう。
「多数派の常識」に依拠するマス・メディアはそれを体現する。社会で現に起きている差別をそれとして指弾することを避け、両論併記、二項対立に逃げ込む。曰く「ヘイトスピーチ」対「政治的主張」、「差別の法規制」対「表現の自由」――。
命、尊厳を巡る問題に「両論併記」などありえない。こんな腑抜けた姿勢が帝国時代からのレイシズムを存続させ、共生に不可欠な「反差別」という社会規範を遠い世界の話にしてきた。
神奈川新聞の記者、石橋学さんは、その積弊に全身で挑み、突き抜けて来た…。(以上は抜粋になります。全文ご覧になるには本誌をご覧ください。定期購読のお申し込みはこちらへ。https://www.io-web.net/subscribe/