【イオニュースPICK UP】民族の団結力で自主平和統一を ~4月南北連席会議75周年記念統一フォーラム
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東京都内にて5月13日、南北諸政党、社会団体代表者連席会議75周年記念統一フォーラム「自主平和統一に向けた私たちの取り組み」が行われた。
総聯中央の徐忠彦副議長兼国際統一局長、祖国平和統一協会の李栄勲会長、実行委員会の尹碧巖(平統協副会長、国平寺住職)、呂永伯(平統協幹事、在日本朝鮮商工連合会副会長) 両委員長をはじめとする実行委員、そして関東地方の活動家、在日同胞、同胞学生、ゲストである南側の民族宗教団体、諸社会団体のメンバーと在ドイツ同胞ら150余人が参加した。6.15共同宣言実践日本地域委員会の孫亨根議長が駆けつけた。遠くは愛知や兵庫、愛媛からの参加者もいたことに、統一フォーラムに対する関心度の高さがうかがえた。
あいさつに立った尹碧巖 実行委員長は、南と海外ゲストを歓迎しながら「いま、我が民族の前には核戦争危機、同族対決、屈従外交など今すぐ解決すべき課題がある。このような時期に遠い道のりを越えて日本で一同が結集し開催された統一フォーラムが北・南・海外同胞の自主統一運動を盛り上げるきっかけになる事を確信する。」と述べた。
次に祝辞と基調報告が行われた。基調報告を行った呉圭祥・在日朝鮮人歴史研究所所長は金日成主席の呼びかけで開かれた4月連席会議の概要と意義、背景、そして総聯の前身である在日朝鮮人連盟代表が参加したことについて説明しながら「私たちの立場で48年当時の祖国統一運動の教訓をどう見るか。それは統一された、人民のための真の政権を切実に願った在日同胞たちの意思と念願の必然的な表れ」だと説き、「分断ではなく祖国統一のための高尚な民族的理念と献身的活動は今日も継承しなければならない在日同胞たちの貴重な財産であり引き続き伝えるべき闘争の経験になる。私たちは4月連席会議当時に発揮した民族の団結の精神を今日も受け継がなければならない」と続けた。
次に討論が行われ、在日同胞、南とドイツの同胞代表6人が登壇した。祖国統一運動での今後の青年学生の役割について発言した文泰勝朝大准教授は「青年たちが統一運動に関する経験収集活動をすることで先代の統一に対する情熱と姿勢に圧倒され、自分たちの統一に関する観点を深める機会になった。統一運動を日常的に進めることは在日同胞青年運動で非常に重要になってくる。先代たちの不屈の精神を引き継ぎ、同胞青年たちが民族団結のための運動で中心的な役割を担っていきたい」と決意を表明した。
討論に続いて李会長の閉会挨拶と男性重唱グループ児愛(アエ)の統一ソングと参加者全員での「アリラン」合唱のエンディングで場内の雰囲気は最高潮に。150人を超す参加者たちは自主統一、戦争反対、平和実現のメッセージボードを掲げ、「認証ショット」を撮り、朝鮮戦争停戦70周年に向けた「全世界300ヶ所平和行動」を盛り上げていこうと意を固めた。