【イオニュースPICK UP】東京荒川で子育てサークル「ポジョゲ」結成
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女性同盟東京都荒川支部のオンマオリニモイム(子育てサークル)「ポジョゲ(朝鮮語でえくぼ)」主催の第1回イベントが6月25日、東京朝鮮第1幼初中級学校で行われ、0歳から6歳までの未就学児と保護者を含む38人が集まった。
イベントには女性同盟荒川支部役員をはじめ、東京第1初中付属幼稚班教員、青年同盟荒川支部メンバーらがスタッフとして参加した。
荒川地域には、これまで同胞子育てサークルがなかった。地域のオンマたちと子どもたちが集まる楽しい場を設けたいという思いから、女性同盟荒川支部役員と未就学児を持つ保護者たちが一丸となり、荒川で初となるオンマオリニモイムを立ち上げた。子育て中のオモニたちが楽しく過ごせる場を提供すること、さらに幼稚班の園児数を増やしたいという思いから、4月23日にサークルを発足し、今回初めてのイベント開催に至った。
同サークルの責任者を務める車琴伶さん(36)は子育てサークル運営の経験がない中でも、荒川地域のオンマと子どもたちのためにという思いで準備を進め、記念すべき第1回のイベントを開催することができた」と語った。
初回となったこの日は、同校付属の幼稚班の教員たちが企画し、準備した体操、パネルシアターと同サークルのメンバーたちと女性同盟東京都荒川支部の役員たちが企画し、準備した工作体験(ストローロケットとモビール作り)がそれぞれ行われた。子どもたちはみなで体を動かし、工作体験を通して触れ合いながら楽しい時間を過ごした。子どもたちをしっかり見守ってくれる補助スタッフのおかげで、オンマたちもゆっくりと親睦を深めることができた。
尹明華さん(41)は、このような場に参加したのは「子どもが生まれて初めて」で、とてもいい時間になったと語る。サークル立ち上げにも関わった尹さんは「これからも地域の繋がりを大事にしていきたい」と思いを語った。
同じく行事の準備に携わってきた李成姫さん(42)は今日のイベントがアットホームな雰囲気の中で行われたと喜びをにじませた。(李さん)
「交流を通してオモニたちの横の繋がりが生まれ、関係を深めることができたと思う。今後はさらに門戸を広げ、より多くのオンマたちも参加できる活動として、さまざまな行事を企画していきたい」(李さん)
今後、同地域では東京第1初中付属幼稚班主催の未就学児を対象とした夏祭りが7月8日に行われる予定。8月5日には「東京第1学区の未就学児とその保護者を対象とするオンマオリニモイム」が開催される。
「ポジョゲ」では、今日のイベント開催を皮切りに今後段階的に行事を企画し、園児、児童生徒数の増加や朝鮮学校を守るための活動につなげていきたいとしている。(文・写真:金盛國)