ラグビーを通じた朝・日交流! 奈良‘トライ人’フェスタ2023
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ラグビーを通じた朝・日交流イベント「奈良‘トライ人’フェスタ2023」(以下、フェスタ)が6月18日、橿原運動公園(奈良県橿原市)で開催された。同実行委員会が主催し、奈良県ラグビーフットボール協会が共催、地元・橿原市の協力を得て行われたフェスタは、ラグビー愛好家、奈良や県外の在日同胞、日本市民ら総勢2200人が集う一大イベントとなった。
多くの同胞たちが駆けつけ
イベントの名称「トライ人」には、朝鮮半島から日本へ渡ってきた人たちを指す「渡来人」やラグビーのトライなどの意味が込められている。
実行委員長の李憶水さん(50)は、「太古の時代、朝鮮半島から飛鳥の地に『渡来』したわが先祖たち。時は流れ、朝・日がお互いのことを分かり合い、平和な未来に向けて前進する時が『到来』した。イベントを機に、奈良朝鮮幼稚園、朝鮮学校卒業生たちの親睦と協力、および地域社会との友好をはかり、ともに盛り上げていくための『挑戦』をしていく第一歩として、ラグビーを通じた交流を深めていきたい」と語った。
フェスタには、在日本朝鮮人ラグビー協会の権昌秀会長、在日本朝鮮商工連合会の李達圭副会長、総聯奈良県本部の邵哲珍委員長、橿原市の亀田忠彦市長、日朝親善奈良県議会議員連盟のメンバー、県や市議会議員をはじめとする多くの有志たちが駆けつけた。
亀田市長は、「1300年を超える前から、朝鮮半島から日本に渡ってきた方々と歴史を共に歩んできて今がある。昔から交流が密接にあったこの地域で今日、このフェスタが開催されることは、本当に意義深い」とあいさつした。
グラウンドでは、大阪朝鮮中級学校と小坂中学校、朝鮮大学校と同志社大学、社会人クラブの「千里馬」と大阪の合同チーム、大阪朝鮮高級学校と御所実業高校の親善試合が組まれた。そして、40歳以上の奈良・和歌山同胞チーム対同年代の大阪チームのドリームマッチが行われた。また、小学生らによるミニラグビーやリーグワンの選手たちによるラグビークリニックも行われた。
ステージでは大阪朝鮮歌舞団の公演が行われ、地域の人びとが一緒になって朝鮮文化を体感する場が設けられたほか、橿原消防署救急課「救急戦隊タスケルンジャー」によるショーなども行われた。また、女性同盟や在日本朝鮮青年同盟のスタッフらによるコリアンフードなどの飲食ブースも立ち並んだ。(以上は抜粋になります。全文ご覧になるには本誌をご覧ください。定期購読のお申し込みはこちらへ。https://www.io-web.net/subscribe/)