地元・椎名町で長年続く名店/焼肉 寿苑(東京都豊島区)
広告
西武池袋線の椎名町駅から徒歩1分の距離にある寿苑は27年近く続く名店で、地元民からも長年愛されてきた。
席数は全部で33席。家族連れに宴会客、少人数客から団体客までさまざまな客に対応している。お店で使うお肉は27年間、同じ肉屋からA5、A4ランクのお肉を仕入れ、店主の朴在華さん(66)が丁寧に手切りでスライスする。
お店の自慢メニューは国産上ロースと寿苑サラダ。国産上ロースは柔らかい肉質が特徴だ。塩、胡椒、ガーリックパウダーをかけて焼いたお肉にレモンダレをつけて食べるのがおすすめ。
寿苑サラダはレタス、サニーレタス、きゅうりなどの6種類の野菜とチーズ、揚げニンニクが入っており、ドレッシングは煮込んだタマネギと白ワインを混ぜた自家製のものを使っている。口に入れた瞬間、野菜のみずみずしい食感とチーズ、ニンニクの風味、ドレッシングの酸味が一気に広がる珠玉の一品。
また、〆のメニューで一番人気なのがテグタンスープ。3日間じっくり煮込んだ牛テールからとれたダシとヤンニョムジャン、醬油、ニンニクをまぜた辛みと旨み、コクのあるスープとニンジン、ナムル、ダイコンなどの定番の具材がマッチしたお店イチオシのメニューだ。
ほかにも寿苑でしか味わえないキンパや2週間ごとに切り替わる日替りメニューも堪能することができる。
店主を務める朴在華さんは東京朝鮮中高級学校を卒業して、料理学校に進学。その後、在華さんの兄の妻・崔栄子さんと喫茶店を開いた。しかし喫茶店が経営難に陥ったため、二人は焼肉店への業態転換を決意。在華さんと栄子さんはそれぞれ違う焼肉店で修行を重ね、1996年に寿苑をオープンした。現在は在華さん、栄子さん、在華さんの妻の徐明美さんの3人でお店を切り盛りしている。「寿苑の特徴はリーズナブルな価格とお客様への提供スピード」と在華さん。地元民と長年にわたって築いてきたフレンドリーな関係性がこのお店の人気の秘訣だ。
Shop DATA
焼肉 寿苑
東京都豊島区東長崎1丁目5-1
Tel:03-3972-5009
営業時間:17:00~22:00
定休日/毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
メニュー
国産上ロース1100円、国産肩ロースきりおとし1210円、国産カルビ935円、ハラミ935円、タン塩935円、ホルモン770円、寿苑サラダ770円、キンパ770円、テグタンスープ660円、冷麺935円、チヂミ660円(すべて税込)