もう一度、学校に集まる場を 新潟ピビンパフェスタ2023
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「ピビンパフェスタ 2023」(主催=実行委員会、在日本朝鮮新潟県青年商工会)が8月11日、旧新潟朝鮮初中級学校敷地内で行われた。総聯新潟県本部の金鐘海委員長、中央青商会の崔炳琥会長をはじめとした同胞らと、県議会議員、市議会議員をはじめとした日本の市民ら約300人でにぎわった。
会長を中心に奔走
次代を担う同胞青年たちとともに開催した「ピビンパフェスタ」は、新潟県青商会「再建」への第一歩となった。
新潟県青商会は現在、朴成仁会長(49)以外に会員が在籍していない。朴会長は、このような難しい状況の中、1人で活動を続けている。2018年には新潟同胞社会の拠点であった新潟初中が休校、さらに20年からは新型コロナウイルス・パンデミックが始まり、同胞たちが集まる場が急速に減っていった。そのような状況を変えるため立ち上がったのが朴会長と、地域青商会の強化を進める中央青商会だった。
「同胞たち同士の距離は離れてしまったが、関係はまだ途切れてはいない。だからもう一度、同胞たちが学校に集まる場を作りたかった」(朴会長)
「ピビンパフェスタ」は、以前まで新潟県下の同胞と日本市民らを対象に開催していた「ミレフェスティバル」と「ピビンパCUP」の精神を引き継いだ行事だ。このような大衆行事が新潟で開催されるのは実に8年ぶり。朴会長を中心とした実行委員たちは中央青商会の役員らのサポートを受けながら、半年以上にわたって準備を進めてきた。
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記事全文をご覧になるには本誌の2023年10月号をご覧ください。