「オンマ」のような温かさ/朴民宜さん作品展、大阪・生野で
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在日2世画家である朴民宜さんの作品展(主催=実行委員会)が9月19日~10月8日、大阪市生野区桃谷の「いくのコーライブズパーク(いくのパーク)」内「いくPAの図書室~ふくろうの森」で行われた。会場には、朴さんの代表作『さんねん峠』(岩崎書店、1981年)、『あおがえる』(朝鮮青年社、1991年)の原画や、書籍の数々が展示された。9月23日には朴さんのお話を聞く会が開催され、50人を超える参加者が集った。
今回の作品展は、昨年10月に京都の同志社大学で行われた展示会(本誌2022年12月号に掲載)をきっかけに実現したもの。
『さんねん峠』『あおがえる』…多くの人が、「オンマ」の香りとともに記憶する物語ではないだろうか。おはなしを彩る、かわいらしい絵と一緒に。
多文化共生教育の後押しも
朴民宜さんの作品は、地域の在日朝鮮人を始めとする外国人教育、多文化共生教育においても多大な役割を果たした。大阪市外国人教育研究協議会(市外協※)の副読本『サラム』の挿絵も描いてきた。市外協のエキスパート・杉谷依子さんとの縁だったという。『サラム』には、呉炳学さんをはじめ在日の名だたる画家らが携わっている。
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