地元民に愛され33年、イチオシはじゅじゅ天／鉄板焼き・お好み焼き（東京都足立区）

鉄板で焼くお好み焼きは絶品だ

地下鉄、東武スカイツリーライン梅島駅から徒歩１分の場所にある鉄板焼き・お好み焼き「じゅじゅ」。この場所で店を構えて33年、地元民で知らない人はいないくらい人気のお店だ。
緑色のドアをくぐり、店の中に入ると33年前から変わらない老舗喫茶店のような雰囲気が漂う。客層は若者から高齢者まで幅広い。総聯の専従活動家、地元の在日同胞も数多く訪れる。親子３代にわたって通う客もいるという。
店の自慢はメニューのバリエーションの多さとお好み焼き以外の料理も充分に楽しめることだ。もんじゃは24種類、お好み焼きは28種類ある。焼肉メニューも人気で、これを目当てに来店する人もいるという。
店のイチオシはじゅじゅ（五目）天、豚ホルモン、トマトサラダだ。店名を冠したお好み焼きメニューのじゅじゅ天には野菜、海鮮、山芋、トマト、コーン、豚肉などが入っている。国産の高級な山芋を入れることで生地のふわふわ感が増すという。キャベツの食感とトマトの酸味、海鮮の風味、すべての具材が口の中で調和する。柔らかい生地と相性も抜群だ。
トマトサラダは花形の盛りつけがインパクト大。1口食べるとみずみずしいトマトとシャキシャキのタマネギに醤油ドレッシングがマッチする。
豚ホルモンはアルミホイルの上で焼いて食べる。柔らかいホルモンにコチュジャンと焼肉のタレをブレンドした甘辛い特製ダレが絡んで、ご飯が欲しくなる一品だ。これならおかわり3杯はいける。
焼飯では和牛ガーリックライス、締めのメニューではとり粥が一番人気だという。ほかにも辛ラーメンもんじゃ、特選チョリソー、じゃが明太チーズ焼きも人気だ。
店主を務めるのは金用訓さん（67）。「都内の飲食店で修行を積んで、33年前にお店をオープンしました。修行で学んだ知識が今のお店のドレッシングやタレ開発の参考になりました」と語る。妻の申善任さん（61）は接客担当。優しくてフレンドリーなキャラクターで愛されている。
「お店を30年以上続けてこられたのは、お客さんの『おいしい』という声のおかげです」と微笑む金さん。この声をパワーの源に、これからもお店を続けていきたいという。

じゅじゅ天

豚ホルモン

トマトサラダ

店内

店内に貼られている大きなイラストはじゅじゅを描いたもの

看板ママを務める申善任さん

Shop DATA

お好み焼き じゅじゅ
東京都足立区梅島1-14-3
Tel:03-3880-7617
営業時間：平日・土曜17:00～24:00、日曜17:00～23:00
定休日：毎週火曜日（毎月第２火曜～木曜は連休）

メニュー
ベビースターもんじゃ858円、辛ラーメンもんじゃ858円、じゅじゅもんじゃ946円、じゅじゅ（五目）天1099円、チーズ天1056円、ネギ天968円、特上厚切り牛タン塩1848円、豚ホルモン759円、とり粥913円、じゃが明太チーズ858円、和牛ガーリックライス979円（すべて税込）