「三味一体」サラダにノックアウト／Dining bar air（東京都江戸川区）

by R.CHE · 公開済み 2024年10月13日 · 更新済み 2024年9月18日

「本日のエールサラダ」。ドレッシングは週替わりのお楽しみだ

ＪＲ新小岩駅から歩いて5分の路地裏にあるDining bar air（エール）。２００２年にオープンした。店は金榮愛さん（43）と中村崇さん（43）夫婦で切り盛りしている。中に入ると入口にはたくさんの本が置かれた本棚、奥に進むと壁一面の大きな絵。来店した客が描いたものだという。店内は、おしゃれな内装にオレンジ色の照明が落ち着いた雰囲気を醸し出す。そんなエールにはドリンクメニューが全部で３００種類、フードメニューは65種類揃っている。レギュラーメニューに加えて「今日のおすすめメニュー」という10種類の料理も楽しめる。
一番人気は、週末には売り切れになることが多いという「本日のエールサラダ」。季節の旬な野菜を使っているのがポイントだ。ドレッシングも1週間ごとに変わり、筆者が訪れた日は「手作り塩レモンと玉ねぎのフレンチドレッシング」だった。見た目も色とりどりでインパクト抜群。大きく切られたボリューミーなコーン、トマト、ミョウガ、オクラ、サツマイモ、カボチャ、ブロッコリー、レタスにドレッシングをかけて1口食べると野菜のしっかりとした食感に塩レモンの酸味と塩味のパンチが効き、最後にタマネギの風味でノックアウトされる「三味一体」のサラダだ。
ほかにも、「キャベツの蒸し焼きアンチョビガーリックオイルがけ」は1玉を8分の１サイズに切ったキャベツの上にアンチョビガーリックオイルがかかっている一品。両者の組み合わせが病みつきになる。ピザ・マルゲリータは生地が薄いのが特徴。お酒のおつまみにもなるようなピザにしたいという意図から生地を薄くしているという。小腹がすいた時にピッタリだ。
これまで20年以上店を続けてきた金さんと中村さんは口をそろえて「お客さんに楽しんでもらい、笑顔で帰ってもらうのが何よりも幸せ」と語る。客に「今日も1日お疲れ様でした」と声をかけるのは、1日の疲れをエールで癒してほしいという思いからだ。店主夫婦の温かさがあふれ、人気が絶えないダイニングバー。