震災の記憶、次世代へつなぐ
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1995年1月17日午前5時46分、マグニチュード7・3の兵庫県南部地震が発生。震源に近い神戸市の市街地をはじめ各地に甚大な被害が広がり、犠牲者は6434人に達しました。震災によって、同胞たちも多大な損害を被りました。
阪神淡路大震災から30年の節目に、月刊イオ最新号では3つの記事を掲載しています。
兵庫同胞追慕会
兵庫県神戸市長田区ピフレホール(長田区文化センター別館)で1月15日、阪神淡路大震災30周年に際して兵庫同胞追慕会が行なわれた(主催=実行委員会、主管=文芸同兵庫文学部)。犠牲者遺族を含む350人の同胞が参加した。
神戸朝鮮高級学校で座談会
神戸朝鮮高級学校で阪神淡路大震災30年に際した座談会が1月23日に行われ、同校の許敬校長をはじめとする教職員と生徒たちが参加しました。座談会には崔秀英さん(46)と趙利寛さん(56)が出演者として招かれた。
被災者の「心」に寄り添う

©Minato Studio 2025
阪神淡路大震災から30年を迎えた今年、「アフター震災世代」を描く新作映画が誕生した。
映画『港に灯がともる』の主人公は、かつて震災で多大な被害を受けた神戸・長田に暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。震災の記憶はなく、在日という自覚も薄い。父親との確執、「帰化」をめぐる家族間の分断、そして震災…複雑に絡み合う受け止めきれない現実に心を壊してしまう。「全部しんどい」――。
映画は、21年に公開された『心の傷を癒すということ 劇場版』(配給:ギャガ)を契機に、神戸から世界へ響く映像作品を届けようと立ち上げられた「ミナトスタジオ」の船出作品だ。
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