“正しい歴史認識こそが出発点” かながわの朝鮮学校交流ツアーinかわさき
広告
「かながわの朝鮮学校交流ツアー」が2月15日、川崎朝鮮初級学校で開かれ、日本市民ら約160人が訪れた。“만나며 배우며 더불어(出会う・学ぶ・ともに)”をテーマに掲げる同ツアーは、2017年から県内の朝鮮学校を巡回する形で実施されてきた。川崎初級での開催は6年ぶりだ。
十数の団体が実行委に参加
交流ツアーの実行委員会には、神奈川人権センター、横浜YMCA、ビビンバネット、自治労神奈川県本部、神奈川 朝鮮学園を支援する会、かながわ朝鮮女性と連帯する会など十数の団体が名を連ねている・・・
積み重なる歴史の上に
公開授業のあとは体育館に会場を移し、引き続きさまざまなプログラムが行われた。はじめにリレートーク「川崎朝鮮初級学校の歩み、そしてこれから」があり、同校の姜珠淑校長(55)と社会福祉法人青丘社の三浦知人理事長(70)が登壇した・・・
チマチョゴリで学校に通える日

演劇「約束」の一場面
川崎初級児童らによる歓迎公演と昼食が終わると、朝鮮大学校演劇部の顧問を務める金正浩さん(64)が挨拶に立ち、間もなく披露する演劇「約束」(作:金元培)の解説を始めた。
同作は1990年代に創作されて以降、約30年間にわたって代を継いで上演されてきた朝鮮語の戯曲だ。今回の交流ツアーに際し、初めての日本語上演に挑戦したという・・・
ともに生きるために

グループディスカッションでは活発に意見交換がなされた
交流ツアーの最後にグループディスカッションの時間が持たれた。参加者は8つの組に分かれ、神奈川朝鮮中高級学校の高級部生徒、そして演劇に出演した朝大生らも加わって「ともに生きるために」というテーマで対話した。「朝鮮学校をめぐる環境は以前よりも悪くなっているのではないか」「互いに出会い、つながって、より大きな活動にしていきたい」といった声が共通して上がった・・・
記事の全文は現在発売中の月刊イオ4月号で読むことができます。