女性の仕事白書~in ピョンヤン~
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朝鮮民主主義人民共和国には、どんな人たちが暮らしているのでしょう。一体どんな仕事をして、 何を生きがいに感じているのでしょう。今回の特別企画では、首都・平壌に住む若い女性たちに スポットを当て、彼女たちの仕事について取材を行いました。 協力してくれたのはすべて20代の働く独身女性たち。それぞれの女性たちの仕事場に潜入して 実際の仕事っぷりを見ながら感じたのは、彼女たちの仕事に対する真剣な姿勢と、 社会の発展の一端を担うという強い責任感でした。 女性たちの仕事を通じて、朝鮮の世相や様々なニーズも垣間見えてくるはず。 普段あまりよく知ることのできない「朝鮮の社会のいま」を、6人の女性と6通りの仕事と共にお届けします。
「祖国の未来」がここに
産科医師 チョ・イェさん
朝鮮で最も規模の大きい産婦人科病院であるとともに、朝鮮の産婦人科学の研究拠点としての役割も果たす平壌産院。2009年10月に医大を卒業し平壌産院に配属され、産科医師として働くチョ・イェさん(27)は、新たな命の誕生を日々サポートしている。今まで携わった出産はトータルで300件近くに及ぶ。「生まれてくる子どもたち一人ひとりが、祖国の未来。そんな子どもたちの誕生にたずさわるんだと考える時、より一層この仕事によろこびを感じますね」。実はチョさん自身も、ここ平壌産院で産声をあげた一人だという。・・・
若いセンス光る注目デザイナー
チョゴリデザイナー チュ・ドンフィさん
平壌では赤やピンクといった派手な色のチョゴリに身を包んだ女性が道端を歩く光景が日常的に見られる。結婚や還暦といった人生の節目以外にも、コンサートやお祝い事にチョゴリを着るのはごく自然なことのようで、伝統服であるチョゴリに対するニーズは今でも少なくない。チョゴリ屋もあちこちで見かける。
凱旋門近くにある「月香展示館」というお土産屋の1階に、チョゴリをオーダーメイドできる店がある。同店でチョゴリのデザイナーを務めるチュ・ドンフィさん(25)は、巷ではちょっとした有名人だ。・・・
人々に愛される「ソリコッ」
裁縫師 キム・ヨンフィさん
話題の「スッポン料理師」
シェフ リ・ヒャンさん
女性のニーズに応えたい
美容師 カン・ウンギョンさん
除隊後、学校の先生に
小学校教師 チェ・ウニャンさん