歌にまつわるお話
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3月下旬に入って季節はすっかり春ですね。
4月号を出し終え、しばしのリラックス期間の後、イオ編集部では5月号の作業にとりかかっています。
5月号の特集テーマは、(あまり詳しく明かせないのですが)「うた」です。同時代の記憶を共有し、時と場所を超えて人々を結ぶ、そんな力を持つ歌。「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉もあるように、歌は世の中の成り行きにつれて変化し、世の中のありさまも歌の流行に影響され…。人々の心に残る歌―それがなぜ生まれ、どのように広まり、歌い継がれてきたのか。当時の時代背景や関連する人物、エピソードを伝えます。一言で歌といっても幅広いので、朝鮮学校を中心とする在日コミュニティで普及した「ウリノレ(私たちの歌)」を中心に扱う予定です。
企画の一つとして、朝鮮学校の校歌を取り上げることになりました。各学校の校歌がいつ誰によって、どのような経緯で作られたのか、歌詞に込められた思いや歌にまつわる逸話などを紹介しようというものです。すべての学校を対象にすると膨大な数になるので、今回は全国に10校ある朝鮮高級学校にしぼりました。
とりあえず、初歩的な取材として各校校歌の歌詞と楽譜を収集しつつ作者や制作年度などをリサーチしているのですが、あらためて調べてみるとなかなか興味深い。たとえば、歌詞に地域ごとの特性が出ていたり、1980年代後半に入って校歌が作られた学校があったり、途中で歌が変わった学校があったり、と校歌一つとってもさまざまなストーリーがあるのではないでしょうか。
当ブログをご覧の朝鮮高級学校卒業生および教職員(現職、元職問わず)、関係者、研究者、愛好家のみなさん、朝高の校歌に関する情報やこぼれ話などあればコメント欄へ書き込むか、編集部宛にメールで提供くださるようよろしくお願いいたします。(相)
楽しみです。
今から5月号の校歌特集が楽しみです。
いつかウリノレの特集があるだろうと楽しみにしたおりました。
期待して5月号を待っていますね。