私は、いつかきっと朝鮮語を話すでしょう
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「ピョンヤンの夏休み」出版記念会の翌一月六日は一日中、韓国メディアのインタビューを受けました。
(私の公式HP「Lavalse de Miri」のトップページに掲載記事のリンクが貼られています)
通訳の方が三十分遅刻し、困り果てた記者が、パソコンのGoogle翻訳で質問を試みました。
「国籍は大韓民国ですか?」 私は「YES」と答えました。
「何故、大韓民国の国民なのに、朝鮮民主主義人民共和国のことを、祖国と書いているのですか?」
「YES」「NO」では答えられない質問なので、それは通訳が来てから答えます、と保留しました。
リュウ・ミリ●作家
1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。