07.茨城
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茨城トンポ社会を、まるごとみんなで守っていく
真夏のような日差しが降り注ぐ6月の第1日曜日、茨城朝鮮初中高級学校では「第15回 茨城同胞大運動会」が行われた。県内のみならず、県外から子どもを送る保護者たちも朝早くから同校を訪れ、約520人のトンポたちで賑わった。
トンポ参加型の運動会が始まったのは2000年。「生徒数がだんだん減ってきている現状を見ながら、落ち込んでいる場合ではないと始めた。ハッキョを中心に、とにかくトンポたちを集めたかった」。当時、県青商会会長と運動会の実行委員長を務めた朴永緒さん(52)はそう振り返る。児童・生徒のみならず、卒業生や保護者、地域トンポが一丸となって作り上げた運動会は好評だった。以来、トンポたちの趣向に合わせて毎年続けられている。