長崎のトンポは 温かい心が自慢!
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最終回
長崎県
連載の最後を締めくくるのは長崎県。長崎には在日同胞の苦難の歴史を伝える場所が数多く、同胞と日本人が手を取り合って歴史を記録し伝える活動を繰り広げている。過疎化により同胞の減少に悩むのは長崎でも同じだが、同胞社会の温かさは昔のまま。
長崎県のトンポ数は、約1300人。長崎市を中心とする県南地域、大村市、諫早市がある県央地域、佐世保市を中心とする県北地域の3つに大きくわかれ、それぞれ同胞社会が存在する。長崎県は都道府県の中でいちばん島が多い(971島)ことで有名で、島々にも同胞たちがポツリポツリと暮らすのだという。昔は対馬にも少なくない同胞が住み、総聯の本部も置かれていた。
文・写真:琴基徹