60年― 時代を築く同胞たち
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祖国解放から70年、朝鮮総聯が結成されて60年。
この間、在日同胞は自らの生活と権利を守るため、様々な活動を繰り広げてきた。
そしていつの時代にも若い同胞が活動の中心にいた。
在日同胞の営みの到達点としてある今の在日同胞社会を見つめると共に、
世代交代が進み3世、4世が主人公となるこれからの在日同胞社会を考える。
同胞たちのたたかいと生活
写真で振り返る60年
日本政府による差別と弾圧に抗い、異国の地で民族の根を守ってきた総聯60年の軌跡。
そこには、時代の激流の中で日常を生き抜いた、人々の悲喜こもごもが満ちている。
1955年の総聯結成大会から2000年代までを写真で振り返る。
あの時、みんな若かった
証言集 総聯結成の頃
金日成主席の在日朝鮮人運動に対する路線転換方針により生まれた総聯。
しかし、路線転換はすんなりと進んだわけではなかった。
そこには活動家や同胞たちの努力があった。当時の状況を知る二人に体験を語ってもらった。
①路線をめぐり結成後も混乱が続きました
金炳淑さん(86、総聯大阪府生野南支部顧問)
②総聯結成大会を取材しました
魯且分さん(82、平和統一協会副会長)
ここでもあそこでも! 同胞社会の頼れる次世代
同胞社会を今日まで支えてきたのは、在日同胞による在日同胞のための様々な活動です。
権利、生活、教育、文化、経済など、幅広い分野で奔走する、
20、30代の同胞7人に登場してもらいました。
金秀香さん(弁護士)/張貴樹さん(北海道朝鮮初中高級学校教員)/張志星さん(青年同盟神奈川・神港支部委員長)/廉成大さん(群馬県東毛地域青商会会長)/呉明姫さん(京都朝鮮歌舞団団員)/鄭裕基さん(在日本朝鮮足立商工会職員)/裵勇基さん(朝銀西信用組合福岡支店渉外係主任)
北の大地に根を張って生きる
辺境の同胞コミュニティを訪ねて/ 北海道・胆振日高地域
結成から60年。総聯は日本全国津々浦々にネットワークを張り巡らせた。大都会から辺境の地にいたるまで日本全国に同胞がいて、同胞がいるところには組織がある。東京から直線距離で800キロ、北海道南部の胆振日高地域に住む同胞たちを訪ねた。
同胞たちのニーズとは、同胞たちのための組織とは
支部イルクンが語るこれからの同胞社会と総聯
総聯結成から60年の歳月が流れる中、在日同胞社会は世代交代が進み、
1世の時代から現在は3世、4世が中心となって動いている。今の在日同胞は何を求めており、
総聯組織はどのように変化していかなければならないのか。
大阪の支部で同胞たちと活動する40代の総聯委員長と女性同盟委員長の二人に
今の同胞社会と総聯組織のあり方について語り合ってもらった。
柳暎恵 女性同盟中西支部委員長×金珍英 総聯東大阪支部委員長