九ちゃん(東京都台東区)
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九ちゃん
焼肉/東京都台東区
推薦者:姜永徳さん(東京都在住)
肉質とタレにこだわった名店、済州島の味が楽しめる
常連客・姜永徳(以下、姜) ここは仕事が終わってお腹がすいたと思ったらいつも来てます。フェイスブックで、「いま九ちゃんにいるよ」と書き込んだら仲間も集まってくるんです。
店主・金九(以下、金) 浅草で5年間焼肉屋をやって、昨年10月にこの場所に「九ちゃん」としてオープンしたけれど、前の常連さんが引き続き来てくれるので本当にありがたいですね。
姜 なんと言っても、赤身も内臓系も肉が新鮮で美味しいから。
金 和牛のA4~5ランクの肉で、その日によって良い肉を産地にこだわらずに仕入れています。モミダレに工夫があって、鯛味噌というのが入ってる。鯛の身をすり潰したものと味噌を混ぜ合わせたもので、深い甘みが出ます。
姜 なるほど。内臓系では塩ホルモンにトウガラシをたっぷりかけて辛口にしたのが朝鮮人の味覚に合っていいですね。
金 石焼ミノも他店ではほとんどないメニュー。石焼ピビンバの器にミノとネギを入れて熱し混ぜて食べるんだけど、ネギの香りがミノにからまって好評です。
姜 ここで絶対にはずせないのがコサリスープ。締めには欠かせません。済州島の味で、これを目当てに来るお客も多いんじゃないですか。
金 コサリ(ワラビ)の下ごしらえが大変なんです。3日間煮込んで戻しています。テールスープと合わせてしょうゆで味付ける、うちの自慢の一品です。
姜 以前はフグ屋さんをやっていたから、フグ料理も楽しめる焼肉屋というのも面白いです。
金 そう。フグは事前に予約してもらえればOKです。大衆価格で提供しています。
姜 そして、この店の魅力はなんと言っても、金九兄さんとオモニの人柄ですよね。話をしていると癒されます。
金 学校時代の後輩や浅草分会の同胞たちがたくさん利用してくれるから本当にありがたいです。
浅草分会の役員たちが集います
金九さんの両親は浅草で長くフグ料理の店をやっていたが、「魚より肉が好き」と焼肉店をオープンさせた。今はオモニの外山公子さん(71)と切り盛りする。総聯台東支部・浅草分会の副分会長を務めており、この日も分会の役員が集まってくれた。みんな飲食店を経営しているので、いつも集まるのは店が終わった夜の11時ごろからになる。
姜永徳さんも役員の一人。浅草のホッピー通りの大衆酒場「岡本2号店」で働いている。東京朝高時代にやっていたボクシングを1年半前から20年ぶりに再開、「おやじファイト」にも出場するようになった。再開の理由は、朝高1年の娘さんが朝高史上初めて女生徒としてボクシング部に入部したからだとか。
九ちゃん DATA
〒111-0031
東京都台東区千束4-15-8(三ノ輪駅から徒歩10分)
tel.03-5603-1109
営業時間:18:00~27:00(ラストオーダー26:00)
定休日:月曜日(祭日の場合火曜日)