【特集】起業家たちに学べ!
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「起業家」とはその名のとおり、「自ら事業をおこす者」のことです。本特集では飲食、IT、出版などビジネスのさまざまな分野で存在感を増す同胞起業家たちを30~40代を中心に取り上げました。いずれも、創造意欲に燃え、自身の可能性を信じてチャンスを追い求め、高いリスクに果敢に挑みながら未来を切り拓こうとする人々です。かれらの姿から、混沌とした現代を生き抜くヒントが見つかるかもしれません。
アントレプレナーシップとは何か
チャンスを追い求め、可能性を切り拓く
趙栄来 ●朝鮮大学校経営学部准教授
ビジネスの話題の中でたびたび登場する「アントレプレナーシップ」(Entrepreneurship)という言葉。本稿では、日本でしばしば「起業家精神」と訳されるアントレプレナーシップに関する誤解を解きほぐすと同時に、それへの理解を深めてみたい。
いま注目! 同胞起業家
競争社会といわれる現代、ビジネスで成功を納めるのは容易なことではない。そんな中、失敗を恐れず、創造意欲を胸にこの世界に足を踏み入れた人たちがいる。大きな目標と高い向上心を持ち、成功への道を切り開こうとする、今注目の同胞起業家たちを紹介する。
①独自の発想と実践力で、勢いは止まらない
曺成道さん(39) 株式会社 黒5 代表取締役
②朝鮮語学んだ強み、出版で
裵正烈さん(50) HANA社長
③他社ができないことに挑戦していく
洪昌秀さん(43) 株式会社 東京三井トータルサービス 代表取締役社長
④確かな技術で美を引き出すお手伝い
孫孟荀さん(48) シェービングエステサロンHappy Bridal代表
⑤イノベーションを起こす最先端に
金麗雄さん(34) キラメックス 取締役COO
密着! コリアンビジネススクール
大きな可能性と、実践的な取り組み
青商会が主催する、在日朝鮮人を対象とした「コリアンビジネススクール(コリビジ)関東」。同胞社会や日本社会はもちろん、世界に通じる起業家・経営者を育成する目的で2013年から始まった。6月6日から9月26日にかけて、コリビジ第3期が朝鮮商工会館(東京・上野)で開かれている。参加者は受講生・運営委員・講師らおよそ40人。次世代の同胞ビジネスを支えるべく奮闘するコリビジの1日に完全密着した。
こだわりチキンで幸せを運ぶ
新米オーナーの奮闘記 禹在賢さん
2013年5月、名古屋市内に誕生日のお祝い用ローストチキンのテイクアウト店をオープンさせた禹在賢さん(35)。開業から2年後の今年9月、名古屋の店を閉め、心機一転、東京に進出した。新天地で新たな事業展開を模索する禹さんの奮闘の日々を追った。