特集:秋、おすすめの旅―日本の中の朝鮮―
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朝鮮と日本は言うまでもなく隣国同士。古くから人、物、文化などの交流が活発でした。
また、豊臣秀吉による朝鮮侵略、20世紀の日本による植民地統治の爪あとも日本各地に残されています。
月刊イオでは、これまでに日本の中にある朝鮮と関係の深い場所をたくさん紹介してきました。
今月の特集は、朝鮮と縁の深い場所の旅行ガイドです。秋の連休を利用して、日本の中の朝鮮を訪ねる2泊3日の旅をお楽しみください。
関東編
神奈川:通信使の足取りから、トンネの息吹まで
東京:金玉均、伊藤博文、王仁博士に出会う
朝鮮を訪ねる小旅行の関東編は神奈川県の古都・鎌倉からスタート。鎌倉は1607年、第1回目の朝鮮通信使が江戸からの帰り道に訪れるなど、朝鮮とのゆかりのあるスポットも多い。
【1日目 鎌倉】午前 JR鎌倉駅から和賀江島、海岸散策→横須賀線北鎌倉駅から建長寺。午後 JR鎌倉駅から鶴岡八幡宮→江ノ島電鉄長谷駅から高徳院の鎌倉大仏と観月堂→長谷寺など周辺の寺も観光、鎌倉泊
【2日目 横浜】午前 JR鶴見駅から三ッ池公園。午後 JR鶴見駅から東漸寺→鶴見駅の時計を見学→JR川崎駅からセメント通りへ、川崎泊
【3日目 東京】午前 JR西大井駅から伊藤博文の墓へ→地下鉄半蔵門線表参道駅から根津美術館、金玉均の墓。午後 上野駅から王仁博士の碑、アメ横のキムチ横丁へ→地下鉄銀座線浅草駅から浅草寺、白鬚橋
関西編
奈良:渡来人の息吹を感じる遺跡が満載
大阪・京都:ユニークな博物館、美術館を巡ろう
日本には古来より朝鮮半島から多くの人が渡来し文化を伝えた。奈良県にある古代の遺跡は、ほとんどが朝鮮に関わりのあるものと言っても過言ではない。今年は平城遷都1300年に当たる年だということで、関連行事も行われており観光には絶好のチャンスだ。
【1日目 奈良】午前 近鉄大和西大寺駅から平城遷都1300年祭会場→近鉄奈良駅から奈良公園・東大寺。午後 近鉄飛鳥駅からレンタサイクルで飛鳥地方探索→高松塚古墳→石舞台→飛鳥寺→飛鳥資料館→亀石→猿石→飛鳥駅 奈良泊
【2日目 奈良・大阪】午前 JR法隆寺駅から法隆寺、藤ノ木古墳。午後 JR大阪城公園駅から大阪城公園・砲兵工廠跡大阪・国際平和センター→JR芦原橋駅からリバティ大阪→JR鶴橋からコリアタウン 大阪泊
【3日目 大阪・京都】午前 京阪なにわ橋駅から東洋陶磁美術館→京阪七条駅から耳塚・京都国立博物館。午後 高麗美術館→竜安寺→京福太秦駅から広隆寺
九州編
佐賀:朝鮮人陶工によって花開いた焼き物文化
福岡・大分:古代の朝鮮と日本のゆかりを探そう
地理的に近いことから朝鮮からの渡来文化が色濃く残っている九州。まず始めは佐賀で焼き物のルーツを辿る旅から。日本の磁器発祥の地として知られる有田町。
【1日目 佐賀】午前 JR上有田駅から陶山神社→陶祖李参平の碑→李参平の墓→泉山磁石場→有田の町並み→JR伊万里駅から大川内山→陶工の墓。午後 JR唐津駅からお茶盌窯跡→唐津城 唐津泊
【2日目 福岡】午前 JR波多江駅から志登支石墓群→西鉄大宰府駅から大野城跡。午後 JR竹下駅から板付遺跡 別府泊
【3日目 大分】午前 JR宇佐駅から宇佐神宮。午後 宇佐駅から伊美港→伊美港からフェリーで姫島→レンタサイクルで姫島散策→比売語曾神社→拍子水
まだまだある!旅のスポット 日本各地の身近な場所に
宮城・多賀城/新潟・佐渡島/栃木・日光東照宮/山梨・猿橋/東京・神津島/岐阜・飛騨/鳥取・岩美郡国府町/広島・松涛園/愛媛・松山、四国しまなみ海道/宮崎・百済の里
月刊誌イオでの特集掲載内容
- 関東編:神奈川・東京
- 関西編:奈良・大阪・京都
- 九州編:佐賀・福岡・大分
- まだまだある!旅のスポット