【特別企画】わたし、別れました
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結婚する時には誰もが離婚を考えないが、様々な理由により結婚生活が破綻する。日本に住む在日同胞も離婚するケースが多く(54ページ参照)、離婚に対する偏見も存在する。特別企画では、「離婚」という第一歩を踏み出した人たちの声を集め、離婚と関連する社会保障制度などを紹介する。
ルポ・離婚、わたしの場合
日本社会で暮らす同胞夫婦も離婚する場合が多い(54ページ資料参考)。離婚の原因も話し合いの経緯も、子どもがいるいない、その後の生活もいろいろ。離婚に至った3人の同胞に話を聞いた。
対談・シングルマザー、離婚を語る
シングルで子どもを育てている人たちがいる。結婚生活に終止符をうち、一人で家族を背負っている思いや、一人の女性として、人生をどう考えているのか。30代、40代女性の2人に対談してもらった。それぞれ小学校、高校に通うお子さんを一人ずつ育てている。
離婚をめぐる法律相談
金銘愛(弁護士)
離婚をめぐる法律相談が増えています。「朝鮮・韓国」籍者が婚姻関係を解消したいという場合、日本国籍者とは異なる法律上の問題があります。夫婦の共通本国法が、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の場合は朝鮮法により、韓国法の場合は、韓国法により考えます。
夫婦の本国法が同じではない場合は日本法で考えます。金銘愛弁護士(愛知県在住)に解説いただきました。
離婚後の生活を助けるこんな社会制度があります
ひとり親になった場合に頭をよぎるのが「貧困」。子どもの養育費や生活費を確保できるのか不安になります。まずは、国や自治体が実施している福祉制度を最大限に活用しましょう。条件や金額の詳細については住んでいる市区町村の役所に問合せ、自分の足で申請しに行きましょう。
・児童扶養手当 ・児童手当 ・児童育成手当 ・ひとり親家庭等医療費助成制度 ・就学援助制度 ・ひとり親家庭の住宅手当 ・生活保護
資料・離婚意識の変化と同胞離婚統計
昨年度の日本人、外国人を合わせた離婚件数は約21万7000組(厚生労働省の「人口動態統計の年間推計)だ。ここでは、日本の厚生労働省、司法統計の発表した離婚に関する統計を紹介する。
・離婚の申立理由 ・離婚についての考え方 ・在日同胞離婚統計