これぞ! 地域密着型ハッキョ/おいでよウリハッキョvol.17 東京朝鮮第4初中級学校
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同胞集住地域である足立区において、解放直後から同胞たちのよりどころであり続けてきた東京朝鮮第4初中級学校。18年度からは地域同胞たちの念願だった幼稚班を新設した。地域に強く根づき、同胞たちをつなげながら、創立80、90、100周年を見据えている同校の新たなスタートだ。
△今月のハッキョ
東京朝鮮第4初中級学校
歴史:945年9月13日、足立区本木町に国語講習所を開校。49年、同校を含む都内の学校が「都立」へ移管したが、55年に東京朝鮮第4初級学校として再開。64年に中級部を併設、東京朝鮮第4初中級学校に改称。84年、現住所である足立区興野に新校舎と体育館を竣工。15年、学校創立70周年を迎えた。
データ:データ:呉英哲校長/生徒:幼稚班4人、初級部93人、中級部25人/学区:東京都足立区(一部、葛飾区、埼玉県草加市、八潮市)
〒123-0844 東京都足立区興野1-18-12
Tel:03-3889-8321
幼児からオルシンまで
07年5月、敷地内に同胞福祉施設「デイサービスセンター朝日」を開設、そして18年度からは幼稚班を新設した東京第4。これで、幼児からオルシン(お年寄り)までが集える、地域同胞社会にとってさらに親しみのあるよりどころとなった。
サッカーひとつとっても、アボジサッカー、青商会サッカー、朝青サッカーがあるほど同胞の運動サークルが活発な足立。他にも舞踊、ビーチバレー、空手、テコンドー、気功とバラエティ豊かなサークル活動が同校を利用して行われる。ふだん同胞たちが校内にいることが日常風景になっており、たまに訪問がないと「あれ、今日はだれもいないね」という言葉が上がるそうだ。
△ハップモたちの実践
「ウリハッキョ、み~んなで助けてこ!」
学校支援の取り組み―オモニ会と青商会に聞く
17年2月に和歌山県と市からの補助金停止を受け、財政面で厳しさを抱える和歌山初中。現状をなんとかしようと、ハップモ(保護者)たちが日々奮闘し、ハッキョを元気づけている。学校支援の主軸となっているオモニ会と青商会の特色ある取り組みを紹介する。