海鮮パジョン 해물파전
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溶いた小麦粉に魚や肉、野菜などを混ぜ、平たく焼いたものを전といいます。一般的になっている「지짐」という呼び方は慶尚道の方言。今回は파(ネギ)を使った전に海鮮類を合わせてみましょう。
レシピ表記
少々:一般的に、親指と人差し指の2本でつまむくらい(約1g)の量を指す。液体なら1、2滴分にあたる。
少量:親指と人差し指と中指の3本でつまむくらい(約2g)の量を指す。ひとつまみともいう。液体ならさっとかける程度。
適量:適度な量を加減して入れること。
適宜:必ず入れる必要はなく、その時の状態に応じて必要であれば入れること。
材料(直径23㎝1枚分)
魚介ミックス(イカ、エビ、アサリなど) | 130g |
万能ネギ ※チョカンジャンに使用する万能ネギも含む |
1束 |
小麦粉 | 適量 |
赤トウガラシ | 1本 |
卵 | 1個 |
塩 | 適量 |
コショウ | 少々 |
ゴマ油 | 適量 |
生地 | |
---|---|
小麦粉 | 大さじ6 |
米粉(上新粉) | 大さじ2 |
水 | 120ml |
砂糖 | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/3 |
おろしニンニク | 小さじ1/2 |
コショウ | 少々 |
チョカンジャン(酢じょうゆ) | |
醤油 | 大さじ2 |
酢 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1 |
粉トウガラシ | 小さじ1/2 |
万能ネギ(小口切り) | 大さじ1 |
炒りゴマ | 小さじ1 |
作り方
- ボウルに生地の材料を入れて、ダマが残らないようによく混ぜ合わせる。
- 魚介ミックスに塩、コショウをふって手でもみながらなじませる。
- タレになるチョカンジャンの材料を混ぜ合わせる。
- 万能ネギは根を切り落とし3等分に切る。赤トウガラシは斜め切りにし、卵は塩を少々入れてよく溶きほぐす。
- 万能ネギ全体に小麦粉を薄くまぶしておく。
※この小麦粉が他の具材と万能ネギのつなぎになります。 - フライパンにゴマ油大さじ1を入れて強火で熱し、生地を2/3ほど入れて丸く整え、⑤を並べる。万能ネギが生地になじむよう全体を軽くおさえる。
- 魚介ミックスをのせて残りの生地をまんべんなく入れ、溶き卵を全体に回しかける。赤トウガラシをのせて中火にし、焦がさないように焼く。
※鍋肌から少量のゴマ油を回し入れれば、焼き上がりがパリッとなります。 - 面の溶き卵に少しずつ火が通ってきたら、生地の横を持ち上げて下側にもう一度ゴマ油を大さじ1弱ほど加え、裏返して焼く。
※ここで加えるゴマ油は、裏側を焼くためのものです。生地の中心は軽く押さえ、周りの部分は強めに押さえましょう。 - 両面がこんがり焼けたら器に盛り、チョカンジャンを添える。
教えてくれた人 高仁淑
こ・いんすくさん●1961年、東京都生まれ。東京朝鮮第1初中級学校、日本の高校を経て明治大学を卒業。(株)リクルートに入社、情報誌の広告営業に携わり、結婚後は家事に専念する。趙善玉料理研究院で韓国料理基礎全課程を修了、認定講師の資格有。その他、テーブルコーディネートをはじめとする各種資格や共著での出版、各大会での受賞経験多数。現在は料理教室や料理イベントなどで講師を務める