時間
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たまにでかける地方出張の楽しみは新幹線に飛び乗った後、車窓の景色を見ることだった。「東京時計」から脱出した開放感からか、未知の現場への期待感からか、吸い込まれるように無心になれるひとときだ。
最近、時間は万人に公平に与えられているものだとよく思う。車内でゆっくり本を読むのもよし、考え事をしながらうつらうつらするもよし、パソコンのない時代は帰路で原稿も書いていたことが懐かしい。
それにしても都会の電車は混むし、車窓もビルやマンションに覆われ視界は遮られる。おまけに必要以上の車内アナウンス。どうにかならないものだろうか。
気持ちのゆとりは時空間に左右されると思う。
新生活が始まる4月、初日はあいにくの人身事故だったけど、心機一転、新たな気持ちで過ごしていきたいものです。(瑛)