対朝鮮輸出禁止措置
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「北朝鮮を仕向地とする貨物」の輸出禁止措置が、6月18日から講じられていることを知っていますか?
それにともなった被害が日本各地で相次いでいます。
ひどい例では、輸送の末端窓口である郵便局で、「制裁中です」と受付を拒否されたこともあるようです。
この措置には、一応、「人道目的」に該当する荷物は例外的に認めるとうたわれていますが、食料品、衣類だけの荷物が断られたケースもあり、何が「人道目的」で何が「非人道目的」なのか、その判断はあいまいです。
知人が、経済産業省に問い合わせたところ、同省が認める「人道目的」に該当し輸出が可能な荷物は、「一家族が暮らすために必要な1ヵ月分の生活用品」だそうですが、いかなる荷物でも、宛名が団体(平壌ホテルなどの渡航後の滞在先も含む)である場合は、送れないようです。
この措置が講じられた直後は、どんな荷物も輸出させないという傾向が強くありましたが、各地からの問い合わせや抗議を受け、経済産業省も輸出できる貨物の幅を広げています。ということはつまり、そもそもこの措置に問題が多いということの表れです。
この「非人道的」な措置自体を許すことができないのは言うまでもありませんが、私が怖いと思ったのは、郵便局での受付拒否です。
巷の郵便局としては、「上」からのお達しを適用したと言うかもしれませんが(そもそも郵便局に、受付を拒否する裁量はありません)、「北朝鮮」ということで、何の疑いも持たずに、一般の人たちの郵便物を拒否する、拒否できることに、今の日本社会全般の対朝鮮感覚が表れている気がします。
「北朝鮮に対しては何でもあり」的な風潮に、怒りを通り越して、あきれるばかり。日本社会を覆う異常さに気づく人たちはいないのでしょうか?(茂)
郵便物の差し止め
こんにちは
わたしは約3年ほど前から朝鮮発のラジオ放送『朝鮮の声放送』を聴いている日本人です。
手紙のやりとりや、共和国からは手紙に新聞や冊子などか時々同封され、わたしのほうからも本を同封して送っていました。
さらに不当な制裁を行った6月18日後に出した郵便物が税関で差し止められました。
たった1枚の数行だけの通知が税関から送付され、『輸出入禁止措置により郵便物を留め置く』という文章でした。
また、今までは日本の税関で中身が全て開封された上で共和国からの郵便を受け取ることが出来ましたが、今度は共和国からの郵便物手元に届かないということをあらためて憤っています。
そしてさらに税関は財務省、通知文章の作成は経済産業省と抗議に行って、そのとき対応した職員は逃げの態度で、たった1枚の通知文で個人の郵便物が妨害されることは、いわゆる役人自身がいかに人権を蹂躙して、個人の生活までも影響を及ぼしているか理解していないことに許せない気持ちです。
このような不当な制裁を1日もはやく止めさせるために、日本人の1人として、単なる抗議にとどまらずに、声を大きくあげていかなければならないとあらためて思ったのです。
そもそもマンギョンボン号を止めていること自体が日本政府による人道を踏みにじっている行為、そんな日本政府に人道的うんぬんという資格などはないからです。
Unknown
マンギョンボン号の入国禁止をはじめ、日本政府による非人道的な措置が相次ぎ、それらは、朝鮮国内というよりも、在日コリアンに大きな被害をもたらしています。意図的に、「在日イジメ」をしていると言っても過言ではありません。ブログにも書きましたが、「北朝鮮」なら何でもあり、という今の風潮を何とか変えなければいけないと痛感しています。