朝鮮のサッカー本
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上の本は、朝鮮民主主義人民共和国で出版されている「월드컵이 낳은 축구명수들」という本です。題名を日本語に訳すと「ワールドカップが生んだサッカーの名選手たち」という感じになります。
奥付を見ると、発行日が2009年5月25日になっているので、朝鮮がワールドカップ出場を決める(6月17日)前に出版されたことになります。ワールドカップ出場を信じて出版したということなのでしょうか。44年ぶりのワールドカップ出場に、朝鮮はいまサッカーブームのようです。この本以外にも、いろいろとワールドカップやサッカー関連の書籍が出版されているのかもしれません。また朝鮮に行く機会があれば、今度はたくさん本を買って帰りたいと思っています。
この本の内容は、題名の通りにこれまでのワールドカップで活躍した名選手を紹介したもので、70人ほどの選手と、女子選手、審判、監督などが登場します。その他に、ワールドカップの逸話がコラム形式で掲載されており、なかなか面白い内容となっています。
朝鮮で出されている本なので、当然、選手の名前も朝鮮語で表記されています。その名前を見ているだけでけっこう面白いのですが、私はさほどサッカー選手のことに詳しくないので(特に最近の選手は)、名前を見ただけでは誰のことなのか見当がつかない選手もけっこういました。
そこで、問題です(久々、七宝山以来の出題)。
次の朝鮮語で書かれた16人の選手は、それぞれ日本語で言うと何という選手になるでしょうか? 発音が日本語と同じ選手もいれば、微妙に違う選手もいます。でも、私もわかったのでサッカーファンには簡単な問題だと思います。ちなみに、私は西ドイツ大会のときの⑨の選手が好きでした。
①뻴레
②마라도나
③벡켄바우에르
④게르드 뮬러
⑤유세비오
⑥보비 챨톤
⑦케빙 키강
⑧쁠라띠니
⑨요한 쿠르이프
⑩로씨
⑪지꼬
⑫피고
⑬벡캄
⑭로날디뇨
⑮바띠스뚜따
⑯지단
さて、全問正解できたでしょうか?
この本、選手紹介の本でありながら、写真が1枚も掲載されていません。そこらあたりが朝鮮で出版された本らしくて、親しみがもてました。それにしても、外国人の名前を朝鮮語で表記する場合、それなりの法則があるのでしょうが、それがよくわかりません。(k)
答え:①ペレ(ブラジル)②マラドーナ(アルゼンチン)③ベッケンバウアー(ドイツ)④ゲルト・ミュラー(ドイツ)⑤エウゼビオ(ポルトガル)⑥ボビー・チャールトン(イングランド)⑦ケビン・キーガン(イングランド)⑧プラティニ(フランス)⑨ヨハン・クライフ(オランダ)⑩ロッシ(イタリア)⑪ジーコ(ブラジル)⑫フィーゴ(ポルトガル)⑬ベッカム(イングランド)⑭ロナウジーニョ(ブラジル)⑮バティストゥータ(アルゼンチン)⑯ジダン(フランス)