専門学校で感じたセンチメンタル
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昨年の12月下旬、2月号の特集で紹介された学校法人呉学園
(専門学校日本デザイナー学院・日本写真芸術専門学校)の理事長、
宋成烈さんを取材しに(茂)さんと一緒に渋谷まで出向きました。
この日、私はカメラ担当で久しぶりの撮影だったためかド緊張してしまい、
待合室で取材を開始して10分ほど経っても、カメラの撮影もせずに
宋さんの話を真剣に聞いていました。
で、(茂)さんに「いい加減撮れよ!」とツッこまれ、
慌てて撮影しだしたのですが… ^^;
この場で言い訳させてもらえるならば、実はカメラを準備する前に
取材が始まってしまい、相手が話している途中で後ろを向いて
カメラの準備をするというのは失礼じゃないかと
色々考え込んで、完全にカメラを取り出すタイミングを逃してしまいました。
(茂)さんが取材を中断して鋭くツっこんでくれたので、
無事撮影を始めることができましたが…。
あとあと、取材が終わってからもっと積極的にいくんだったと後悔するのですが…!
この日は学園が冬休みに入っており学生たちもおらず静かでしたが、
宋さんが学園を案内してくださり、掲示板や壁などに学生たちが手がけた作品が
ところせましと展示されていて、学生たちの情熱と学園の活気が直に伝わってきました。
個性豊かな作品が多く、朝大美術科出身の私としては、
とてもすばらしい環境、充実した設備の中で専門知識を磨いているのだなと、
実にうらやましく思いました。
高校の頃の進路は、地元の専門学校に行こうとしていたのですが、
もしあのまま地元の専門学校に通っていたら、また今とは違った
人生を歩んでいたんだろうなと、見学しながら当時の自分は
なにがしたくてそういった進路を選んでいたのかを思い出せました。
とても天気がいい日だったせいか、明るい日差しが
誰もいないシンとした廊下を照らしていて、なんだかとても
センチメンタルな気持ちになってしまいました。
後日、(茂)さんから呉学園のパンフレットをもらい、
そこに出ている学生たちを見て「良い笑顔だ」と思いながら一人、
生徒気分になっていました。(麗)