出張先で
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24日の日曜日から、某地方に取材に出ている。
ある日、取材を終えて、夜に、食事をかねてホテル近くの小さな飲み屋に入った。
取材に出ると、地方にもよるのだが、一人で飲むということは案外少ない。
知人や取材相手と一杯やるというケースがほとんどだ。
しかし、たまに誰も相手にしてくれなくて、一人で飲むということもある。
それはそれで、寝る場所も気にする必要がないし、いくら遅くなっても平気だし、
ということで、悪くはない(ひとりでホテルにいてもつまんないしね)。
入った店は、カウンターだけの店だったのだが、しばらくすると、
男女3人ずつ6人のグループが入ってきて、こちらの横に座った。
そこしか席があいていなかったのだ。
全員、こちらよりも明らかに年齢が上である。
すぐ隣なので、当然会話が聞こえてきた。
すると、ところどころ、明らかに朝鮮語が聞こえてくるのであった。
それも、韓国からやってきましたという人の朝鮮語ではなく、
朝鮮学校で学びましたという朝鮮語である。
しばらく悩んだ後、声をかけてみると、やはり、在日同胞の方であった。
女性3人は地元の朝鮮学校の同級生で、卒業して○十年も経つのに
夫婦ともどもの付き合いをずっと続けているのだそうだ。
3組の夫婦で一緒に旅行に行ったりと、本当に仲が良いようで、
今日も、3組で食事会をして、この店が2軒目だとのこと。
という話を聞いて、私も自分の正体を明かし、取材で訪れたことを告げた。
みなさん、イオのことを良く知っておられて、
「私の妹も載ったことがあるよ」と言う方もおられた。
いろいろと話がはずんだ後、お会計ということになったのだが、
当然のように、こちらの分も支払ってくれた。
3次会に行くということになったのだが、
当然のように、私にもついて来いと言うのであった。
夜遅くまで、本当にごちそうになりました。(k)