テレビの前の若者は思う。
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バンクーバーオリンピックがただいま絶賛盛り上がり中ですね。
家に着いてテレビを付けるとニュースはいつもオリンピックの話題で持ちきり。
朝の番組でもメダルをとった選手には「ニッポンのサムライが」と労いの言葉をかけつつ、
惜しくもメダルを逃した選手たちへの気配りも忘れません。
しかし、お茶の間の話題にもなっていない全く知名度のない選手たちが
「●位に終わった」、「惜しくも…」などのナレーションで次々テレビに初登場し、
ほんの数秒で片づけられているの見て、まだこんなに選手がいるんだね!と驚きを隠せません。
その反面、こんなにいるんならもっと紹介してあげようよ…と
特に熱心にオリンピックの全競技を見ている訳でもないのに思ってしまいました。
最初は「この人だれ?」と思ったスノーボードの国母選手。
服装の乱れなどでたたかれたりして注目を集めていましたよね。
外見が派手なだけに連日連夜彼の話題が出るので、私も気になっていました。
そんなお騒がせの彼の成績は8位という結果に。
一般の人たちの声を聞いていたら、若者はどちらかというと彼の味方で年輩者の意見が厳しかったです。
「汚名返上という意味で、メダルをとったらかっこよかったんですけどね…」と残念がる若者。
「まあしょうがないんじゃないですか。服装がああだしね。」と厳しいおばちゃん。
私は前者に同意。
いやいや、それ関係あるのか?とおばちゃんに対して思ってしまいましたが、
自分の身なりもろくにできない人間がスポーツでいい成績なんて残せるはずがない。
という大多数の街の意見が聞こえてきます。
私も昔はスポーツマンでしたから、わからなくもないです…。
スポーツマンシップにのっとらない人間は非難集中です。
彼をよく思っていない人には今回の結果は「自業自得」ととって見えた…かどうかはわかりませんが、
競技を見る限りすごい選手なのは確かですよね。
それにしても、なんだかんだで注目を集めている選手たちが、
CMなどで散々アピールされまくったあげく残念な結果に終わってしまったら、
特に応援していないのになんだかこっちが悲しくなるというか、
あんまり持ち上げてくれるな…と選手が笑顔で訴えているような気がして虚しくなります。
私たちは、ニッポンの選手たちを応援しています。より
私たちは、ニッポンの選手たちを目に見えぬプレッシャーと戦わせています。
というキャッチフレーズの方が合っている気がします。
とまあ好き勝手言ってますが、それで選手とその競技の知名度が上がるのも事実。
なにより知名度があがることによって応援する人も自然に増え、選手の励みになります。
競技人口が増えると尚更いい!
まあ色々あるよね~。とテレビの前の若者は思うわけで、
いつの間にかバンクーバーオリンピックが幕を閉じているのです。(麗)