久しぶりの北海道
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日曜日、東京で朝鮮高校に高校無償化を適用させるよう求める集会とデモ行進があり、多くの日本人と同胞が参加した。
日本の閣僚の発言から始まったこの問題。多くの同胞や日本人が適用を求めるよう署名運動や街頭宣伝などを繰り広げ、文部科学省への要請も行ったが、4月から朝鮮学校だけを排除し無償化はスタートした。他の外国人学校には適用し、朝鮮学校には適用しないというのはどのような理由をひねり出しても、不当な民族差別、在日朝鮮人に対する弾圧だといわなければならない。
政府は現在、第3機関なるところで朝鮮高校の教育内容などを審査し適用するかどうかを決めると言っているが、日曜日の集会でも発言があったけれど、朝鮮学校を排除しスタートしたという事実は消し去ることはできないし、審査すること自体が民族教育に対する不当な介入であり民族差別である。
日曜日の集会、デモに参加したすべての人々は、日本政府への怒りを共有していたと思う。
集会とデモの写真を撮ったが、とにかく暑かった。デモも2キロほど歩いたのだが、先頭から最後尾まで何度も往復したので、汗だくになった。終了後、すぐにビールを飲みにいった参加者は多かったのではないか。私も飲みにいった。
飲みにいったのはいいけれど、ゆっくりはできなかった。その日、夜の飛行機で北海道へと出張へ行くことが決まっていたからだ。
夜の11時前に北海道に到着。約10年ぶりの北海道である。今回も、前回の長崎同様、旅の取材がメインである。場所は、まだ秘密。9月号に掲載するのでお楽しみに。
暑い東京を脱出して、北海道に着けば爽快な気候が待っていると思っていたが、翌日の北海道は記録的な猛暑で、他の地域が雨が降っていたせいか、日本で一番暑かったそうである。そのうえ、取材のために何キロも歩いたので、2日続けて汗だくになった。
でも、長崎同様、北海道でも貴重な出会いがたくさんあった。旅の企画を始めて本当によかったと思う。W杯にもついていけなかったし、囲碁の本因坊戦もチェックできなかったけれど。
もう少し、北海道での取材が続きます。(k)