商店街の美容院
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先日、4ヵ月ぶりにやっと髪を切りに行った。
伸びきったうっとおしい髪の毛をばっさり切って、夏らしくさっぱりとした髪型にしてもらおうと思ったわけだが、
行きつけの(というほど行ってはないが)店に電話一本かけるのに緊張して、私の指は0のボタンを押せずにいた。
というのも、美容院という所が苦手で、自分がこじゃれた空間に迷い込んだ田舎娘みたいな感じがしてどうにもむず痒いのと、
美容師と会話をしなければならないことが苦痛でしかたないからだ。
でも美容師はそれが仕事だから無口な私を巧みな話術で引っ張ってくれる。さすがだ。
携帯を片手にテレビに写る芸人が軽快にトークを繰り広げる昼下がり。この日は33度という猛暑。
14時。まだボタンを押せないでいる。
池袋にある店まで足を運ぶか、近くの商店街の中にある美容院に行くかで、3時間くらいずっと迷っていた。
結局、汗もあまり吹きでない距離にある商店街の方の美容院にした。
相変わらず小洒落た店が苦手だが、どうしてこういう店に入ると
ニヤニヤしてしまうんだろう…。鏡に映った自分を見てしまうと尚更。
特に決まった髪型もなく、「とりあえず短く切ってもらえればいいです。」とピシャっと言い放つ。
すると美容師は一瞬困った顔をするが、「じゃあおまかせってことでいいですか?」となぜかやる気満々の顔で言ってくる。
どうやら私の注文は彼らの美容師魂に火をつけるようだ。
創作意欲にかき立てられ、夢中で髪を切る美容師の顔ほど惚れ惚れするものはない。(といっても切ってもらったのは42歳の女性。)
でもこの注文はあまりおすすめ出来ないかもしれない。
出来上がった頃にはやったもん勝ちで、気の弱い私は「何なんですか!この髪型は!」なんて言えるはずがない。
そう、切られた髪の毛は戻っては来ないのだ。
まあどんな髪型になったかはここではあえて言いませんが、やっぱり池袋の美容院にしときゃよかったと今更ながら後悔してます…。(麗)
写真もお願いします。
よくある、使用前と使用後の写真を、グラビア雑誌のブログなのですから、鉄則でしょう。
近近、会館に行く用があるので、なんとなく寄ってみます。
男性もそうです。近頃は町の「散髪屋さん」が減って、この年で美容院には行けず、その悩みからか、日々白髪増え続けています。抜けないのが何よりの慰めです。
頑張ってください。8月号は三日前に着きました。