犬が食べたい!
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今年の夏は暑い。こう暑いと、食べたくなるものがある。
それは、犬だ。
朝鮮では、三伏の時に犬料理を食べる習慣がある。三伏とは、陰陽五行説に基づく選日の一つで、初伏・中伏・末伏の総称。年によって日にちが違い、今年は。初伏が7月19日、中伏が7月29日、末伏が8月8日になっている。
暦の上では暑さの峠は越したということだが、現実には毎日が暑くてバテバテだ。
夏バテを乗り切るのにはやはり犬料理。私も昨年夏、朝鮮民主主義人民共和国に行ったときには中伏の日に食べた。まあ、夏でなくても朝鮮に行けば必ず1回は犬料理を食べる。
朝鮮では犬の肉を「タンコギ」と呼ぶ。朝鮮でタンコギを食べるときは、だいたい、フルコースだ。有名なのは平壌の統一通りにある専門店。
フルコースだと、カルビ、内臓などが様々な料理で出てくる。ちょっとここでは書けない部位の肉を食べたこともある。でも、私はシンプルなヤンニョムをつけて食べるカルビの蒸した肉とスープが好きだ。
食べると、ダーっと汗が出てきて、逆に爽快になるのだ。朝鮮ではみんな、上着を脱いで下着のシャツ一枚で食べている。
犬料理を食べるときの注意点は、ビールを飲まないこと。水もダメ。お酒を飲むならストレートの焼酎がいい。ビールを一緒に飲むと、後で腹をこわしてしまう。それでも、ビールが美味しいから、腹痛を覚悟して飲んでしまうのだが。
「犬を食べるなんて、信じられない」と言う人がいるが、無視したい。ベジタリアンが肉食全般を否定するのはわかるし、人間はあまり動物の肉を食べないほうがいいと思っているけれど。
よくテレビのバラエティ番組で、日本では馴染みのない他の国(地方)の食べ物を、罰ゲームのようにタレントに食べさせて喜んでいることがあるが、見ていて本当に腹が立つ。
1988年のソウルオリンピックのときに、欧米人に気を使って犬料理の看板を隠したということがあったが、何でそんなことをする必要があるのかと思ったものだ。
イオで「犬料理」の特集を組もうと、2度ほど企画を出したことがあるが、いずれも却下されてしまった。いつかはイオで朝鮮の食文化としての犬料理を特集したい。
私が初めて犬料理を食べたのは東京の大塚にあった、同胞にはよく知られた店で、犬料理のあまりの美味しさに魅了された私は、その後、よくその店に通った。その店は、その後大山に移ったが今はもうない(誰かまた、店をひらいてくれないか)。
いま食べるとなると、大久保や池袋など、韓国人や中国の朝鮮族の人がやっている店に行くのだが、ちょっと味が違うし、犬鍋しかないところが多い。
この文章を書いているうちに、無性に食べたくなったので、近々、食べに行こうと思う。まだ、食べたことのないけれど食べてみたいという人、大好物でぜひ一緒に行きたいという人は、ご一報ください。
本当は平壌に行って食べたいけれど。(k)
お久しぶりです。
お久しぶりです。
ブログを読んでいるうちに、犬が食べたくなりました。
連休があけて、夏が終わるまでのあいだに是非一緒に行きたいですね。(蒼)
Unknown
うーむ
ちょい話がおかしくなるけど
日本人が鯨食ってるのを外人が見て何か言うのと、日本人が芋虫とかを食べるのを罰ゲームにするのは似ていると思う。
赤犬の肉はうまいと聞くけど、どこで食べられるんだろうか。日本で食べてみたいのだが
蒼さんへ
ぜひ一緒に行きましょう! 連絡してください。
Unknown
罰ゲームにするということは、馬鹿にする、揶揄することで、鯨を食べることに対し外国の人が何か言うのとはちょっと違うと思います。新大久保のコリアンタウンで出している店があります。
大塚のお店
あのお店、完全に閉店しちゃったんですね。おいしかったのに。
あれとよく似た味のお店と言えば、あと三河島のだ●●屋?くらいですかねえ。読んでるうちに、当方も久しぶりに食してみたくなってきました。罪なエントリですねえw
三河島の
●●屋は1、2度行ったことがあります。いまもやってるんですか? 以前は事前に予約する必要があったと思うのですが、今はどうなっているのでしょう?
レトルトもあります。
職安通りの韓国食料品店では、サムゲタンなどと並んで、ポシンタン(お犬様)のレトルトパックを売っています。
やっぱり食べ物の話は盛り上がりますね。
閉店ですか…
私も大塚には友人と通いました。
大塚から板橋の大山に移転したことは聞いていましたが、移転後一度も訪れてません。
閉店ですか、さびしいですね。