「ピカソ館」
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先日、箱根彫刻の森美術館の「ピカソ館」に行って来た。
そこには、ピカソの晩年の作品がずらりとあった。
若かりし頃のピカソの作品、「青の時代」などの作品は、何度か見られることも多かったが、
晩年の作品をまとめてみることができたのはそこがはじめて。
晩年には陶器なども習い、陶器の絵付けなどを1日に数十枚描くなど、
制作活動はより旺盛になっていったというピカソ。
それらの陶器も展示されていたのだが、
どれもこれも見ていて楽しくなるような、素晴らしい作品群。
一体どこからこんな造形美が次からつぎへと浮かんでくるのだろうと、
目の前の作品たちにいちいち釘付けにされた。
展示されていた作品とともに、書いてあった言葉
「わたしはさがすのではない、見つけだすのだ」
この言葉にハッとさせられながら、
造形の美しさや色の鮮やかさ、そして芸術の楽しさにまた改めて気づかされる。
20世紀の巨匠と言われたピカソ、その理由を実感した「ピカソ館」だった。(愛)