不調の中、出張中
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9月26日の日曜日、原因のわからない右肩の痛み(五十肩?)に耐えながら、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する集会とデモに参加し、写真を撮影した。この問題で、東京での大きな集会とデモはすでに3回目。
「デモの写真は、前の2回と同じようなものしか撮れないから」と、あまりがんばって撮ろうと思っていなかったが、いざ始まってみると、一生懸命撮ってしまった。根が真面目ということもあるが、日本各地から朝高生の代表が参加し、1世のハルモニもデモの先頭に立ち懸命にシュプレヒコールを叫んでいたからだ。デモ隊が首相官邸と文科省前を通るときには、一段とシュプレヒコールの声が大きくなっていた。
でもでも、デモは、これを最後にしてもらいたい。
月曜日、火曜日の午前と、出張に行く前に済ませることを済ませ、出張の準備をばたばたとする。28日の昼、朝鮮労働党の代表者会のニュースがまだ入ってこない中、新幹線に。このとき、大切なものを会社に忘れてきたことに気がついたが、後の祭り。
水曜日、古くからの同胞の友人たちとお酒を飲んだが、やはり、話題になったのは党代表者会のことだった。覚悟はしていたが、いろんな意見や疑問が飛び交う白熱した議論が延々と続いたのであった。
祭祀などで親戚一同があつまれば、それぞれの政治的立場から議論が沸騰し時にはけんかにまで発展するというのが、同胞社会であるが、確かに、同胞たちは政治の話が好きである。
友人たちの、月刊イオ編集者という立場の私への、次から次へと向けられる鋭いツッコミを完全に酔っぱらった頭でさばきながらも、思ったことは、なんだかんだと言いながら、みんな祖国のことが心配だし気になるということ。そして、政治的な立場に関係なく、高校無償化問題に象徴される日本の朝鮮バッシング、同胞イジメに心底、怒りをもっていた。
木曜日、二日酔いと寝不足と雨の中、早朝から取材をこなし、今日、金曜日はこれから出張最後の取材と飲み会。明日には東京に戻ります。(k)