手紙
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誰かがふと言っていた。
「そろそろ年賀状を準備しなきゃあ」
年賀状は子どもの頃や学生の頃はよく何十枚も書いていた。
しかし、もともと筆無精な私は社会にでると、書く量もとたんに激減。
いまは「年賀メール」なんて楽なものもあり、ついついそちらに走ってしまうのだ。
でも、自分がもらってうれしいのはやっぱり、こんな時代だからこそ、年賀状の方だったりする。
手書きの手紙なんかは、メモ帳に書かかれたものでも捨てられない。
手紙といえば、昔は寮生活をしていたため、姉とも文通していた。
ひとりさみしくて、でも手紙では寂しさをなくそうと、めいっぱい面白おかしく書いたりしていた。
先日、それらの手紙が発見されたらしく、姉いわく腹がちぎれるほど笑えたらしい。
時々、父や母からも一言だが、書かれた手紙をもらうことがある。
海外に旅行に行くときには、
♪동무들아 준비하라 도적놈이 온다 ♪
(だからしっかり注意しろという節の手紙)という替え歌付きの手紙をもらったりして、一人で爆笑した。
昔、他愛もない内容で文通していた手紙なども私の実家の宝箱の中に入っている。
やはり、電子メールなんて、そのシステムがなくなれば、一生見れなくなるものよりも、手紙がいいなあと思う今日このごろである。(愛)