「日本最南端のウリハッキョ」
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アンニョンハシムニカ。
出張に来て三日目を迎えています。
広島、福岡、そして今日は下関で取材があります。
こっちは東京より少しあたたかいです。
昨日は福岡朝鮮初級学校創立50周年記念祝典に行ってきました。
和白の駅からほど近い山(丘?)のうえに、古いけれど立派な校舎が建っていました。
運動場も広大で、遠くの山まで見渡せる景色は圧巻でした。
残念なことに朝から雨が激しく降っていたのですが、
そんなことは関係なく次々と同胞たちが学校に集まってきました。
会場となった学校体育館では、以前の取材でお世話になった
九州の同胞たちもたくさんいました。
祝典は記念式典、記念公演、宴会の3部構成でした。
公演には在校生、教職員、保護者、卒業生らなどが一緒に出演し、
宴会では長年同校を支えてきた歴代校長や
3世代が同校に通った家族、名物「運転手ハルモニ」、
あとは親子で同校の寄宿舎生だったという熊本県出身の同胞などが舞台をかざり、
大いに盛り上がりました。
ここで私は恥ずかしながら、
福岡ハッキョに寄宿舎があったことを改めて知りました。
多分、大分のトンポが福岡ハッキョに通った云々…といった話は聞いたことがあったんですが、
すっかり忘れていたのです。
(佐賀のトンポが「昔は新幹線で福岡ハッキョに行ったもんだ」って言ってたので、その印象が強かったんでしょうか)
「日本最南端のウリハッキョ」。
九州各県からここ福岡ハッキョに希望を託し、
子どもを通わせた同胞たちがたくさんいたんです。
行事も終わりに近づいた頃、
実行委員の一人のアボジが、
「10年後には、自分が実行委員長を受け持ちたいと思う。
それまで、トンポたちみなの力で児童の数をもっと増やして、ハッキョを輝かせよう」
とあいさつ。
50年の歴史を祝いながら、来たる60周年という未来を展望する。
こういう「つながり」が感じられる、福岡ハッキョのあたたかさに、
たくさん力をもらいました。
※写真アップできないでごめんなさい(里)