こわいもの
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それはなんといっても霊だ。
もちろんそんなもの見えたことないし感じたこともない。むしろこの世にいないものと思いたい。
でもTVを何気なくつけると「霊体験」や「ゾッとする話」をタレントが喋っていたりすると、思わず聞き入ってしまう。
結局全部聞いてしまって怖くなって風呂に入りづらくなる。
昨日もそんなことがあった。
霊と言えば、もっともポピュラーな登場の仕方はやっぱり「写真」だろう。
よくある心霊写真というのは、いつも見るとテレビの中にぼんやり写っていたり、物陰に隠れて顔を半分だけ出していたりする。
明らかに策略的だ。おまけに絶対カメラ目線である。
他にも、手だけ写っていたり足が消えたりと色々あるにしろ、顔が出る系は基本はこうだと思う。
やらせだとわかっているものでも、顔半分だけで覗きこまれるとどうしたって怖い。
もう心霊写真の定番になっているのだろうか。それがちょっと腹が立つ。
怨霊も生き霊もコソコソしてないで一回でいいから堂々と全身写ってみたらどうだろう。
真っ正面を向いて直立か、ちょっとポーズもとってくれるといい。それか横向きでカメラ目線も一切なしで登場してもらいたい。
それとあんなに暗~く登場されたら誰だって怖いに決まってるので、たまには笑顔で出てもいいかもしれない。
ここまで来るともはや全然怖くない。
勝手に人の思い出に入ったり家にお邪魔したりいつも神出鬼没なのだから、こういった型破りなことでも何かひとつやってもらいたい。
心霊界の「常識」を覆してくれる面白い霊(作り手)が現れる日を待っている。(麗)