東京第2の「校舎お別れイベント」
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東京朝鮮第2初級学校の新校舎が完成に近づいています。
子どもたちが旧校舎で授業を受けるのは今年までで、
来年3学期からは、新校舎での生活が始まるそうです。
すでに旧校舎の横には、エンジ色のモダンな新校舎が建っています。
そこで同校では12月26日から29日まで、
「校舎お別れイベント」が行なわれています。
内容は、さまざまなアーティストたちによるパフォーマンス、
そして校舎内でのさまざまな展示…等です。
去る22日には、在校生たちによる「お別れ行事」が行なわれました。
「コッスレ」という神輿のようなものを担いで枝川のトンネを一周して、
「ハッキョの神様」を旧校舎から新校舎に移動させ、
自分たちが学校生活を送った思い出の校舎に、
「アート」をほどこしていました。
「旧校舎に送る手紙」を書いたり、
やがて取り壊される校舎の壁や窓などに絵やメッセージを書いたり…。
「ウリハッキョは春になったら桜がたくさん咲くから、桜を描こう!」
「全校生と、先生たちの名前を書いておこう!」
などとやりとりしながら校舎との別れを惜しむ姿は、
ぐっとくるものがありました。
「最後まで旧校舎で学びたかった」と話す6年生児童もいました。
29日の最後は「焼肉」で〆る予定です。
屋外での焼肉といえば、同校、そして枝川トンネにとっての風物詩だとか。
旧校舎とともに味わう最後の焼肉、ということになります!
最後の別れを惜しむように、校庭からは煙がもくもくと立つことでしょう。
あいにく焼肉パーティ参加の締め切りが終了したみたいですが、
その前までの催しには、多くの方が参加してくれることを願っています。
ともに46年間頑張ってきた旧校舎とお別れをしましょう。(里)