大阪朝高、決勝進出ならず
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昨年と同じく準決勝まで勝ち上がってきた大阪朝高。対戦相手の桐蔭学園も、1月5日という日にちも、1年前とまったく同じでした。
試合前、呉英吉監督は、「去年と今年はまったく違うチーム。リベンジとかではなく、あくまでもチャレンジャー。そして後2つを勝ちに行く」と語っていました。そして、選手たちも去年と違い落ち着いていると、1年間の成長に自信をのぞかせていました。
桐蔭は強力なバックス陣を誇る東の横綱。そのなかでもフルバックの松島選手は、「超高校級」という言葉すら当てはまらない、ちょっと次元の違うプレーヤーで、試合のカギは、彼をいかに止めるのかということでした(素人目には)。対する大阪朝高は3日の試合で本来のフォワード、バックスが一体となったプレーを見せてくれ、総合力で対抗することが予想されました。
しかし、試合が始まると、大阪朝高の調子がよくありません。立ち上がりが悪いというか、スロースターターというか、尾道戦、流経大柏戦と立ち上がりに先取点を取られています。今日の試合も2分にドロップキックで0-3、8分にペナルティゴールで0-6、9分にトライを決められ11-0、14分にもトライを重ねられて0-16と、あっという間に点差をつけられてしまいました。試合終了後、やはり立ち上がりにあまりにも点を取られすぎたと、監督、コーチたちは反省していました。選手たちもやはり「浮き足立っていた」と言います。逆に言えば、きっちりと得点する桐蔭の試合運びのうまさが光りました。
16点差をつけられたところで主将のキム・ガンテ選手が入ります。キム選手は「あと40分しかないぞ。開き直ってラグビーを楽しもう」とみんなに声を掛けたと言います。そこから選手たちも平常心を取り戻し、本来の大阪朝高のラグビーを展開します。明らかに動きがよくなり、相手陣地へと攻め込む場面が多くなりました。そして前半終了間際の31分、モールを押し込んで右中間にチョン・ガンギ選手がトライ! 微妙な角度のゴールも決まり16-7で前半を終えることが出来ました。この7点が大きかった。
後半は一進一退の攻防が続きます。ゴール間近に攻め込まれても大阪朝高が本来のディフェンスでしのぎきります。相手が正面のペナルティゴールを失敗したこともこちらのリズムを高めました。そして16分、逆に同じ40メートルの距離のペナルティーゴールをパク・ソンギ選手がきっちりと決めて10-16。ワントライ、ワンゴールで逆転できるところまでお膳立てをそろえました。継続して果敢に攻め込む大阪朝高。明らかに流れはこちらにありました。そして26分。相手のゴール正面でのスクラムからボールをまわしゴールラインまであと1メートルというところで、痛恨のノックオン。さらに、そのボールを松島選手が拾って、なんと100メートルを独走し、逆に決定的なトライを奪われてしまいました。結局、10-21でノーサイド。
逆転まであと少しでした。それで、勝負が決まるわけではなかったでしょうが、点数差ほどの差はなく、ほんとうに紙一重だったと思います。
負けて泣きじゃくる選手たちに、「大阪朝高、よくやった!」「大阪朝高、胸をはれ!」と、観客席を埋めた同胞たちから声援が送られていました。リベンジは果たせませんでしたが、仕方がありません。勝負は時の運。
去年の敗戦の翌日の1月6日、このチームが新チームとしてスタートを切りました。今の3年生、すなわち当時の2年生がミーティングを持ち、「借りを返して、全国制覇をしよう!」と誓い合ったと、主将のキム・ガンテ選手が試合終了後に語ってくれました。そして、「それが果たせなくて悔しい」とも。
呉監督は、「優勝して応援してくれた全国の同胞たちに喜びを与え、朝鮮学校の名を轟かせようと思ったが、かなわなかった。しかし、選手たちはよくやった。本当にほめてあげたい。勝利まで導くことが出来なかった監督の私の責任。あらためて、多くの声援と援助、激励を送ってくれた保護者の皆さんや同胞の皆さんにお礼を言いたい」と悔しさをにじませながら語っていました。そして、「新チームを率いて、必ず来年、この花園にもどってくる」と決意していました。
それにしても2年連続のベスト4は、立派の一言につきます。優勝候補の一角として立派に戦いました。新年早々、同胞社会に多くの夢と希望を与えてくれた大阪朝高の選手たちと関係者のみなさんに、心からの感謝をささげたいと思います。来年も必ず、花園での取材を実現させたいと思っています。(k)
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大阪朝高の活躍が本当に嬉しかった一トンポです
沢山の夢、希望、期待を背負って頑張って輝かしい成果をあげた大阪朝高ラガーマンやソンセンニムや関係者のみなさんに感謝したいです チャンハダウリソンス☆☆☆☆
Unknown
お正月もそっちのけで取材してくださりコマッスムニダ!感謝の気持ちも添えて詩を書きました。送ります。
옥희의 눈물
허 옥 녀
오사까조고 잘했다!
조고투구부 최고!
환호와 찬양,아쉬움이
눈물되여 하나조노땅에
펑펑 쏟아져내린다
선수들과 함께
3년을 하루같이 뛰고뛴
옥희의 눈에서도
구슬같은 눈물이 흘러내린다
비오는 날에도 바람 부는 날에도
선수들을 뒤받침해주며
선수들의 건강 살펴준 옥희
선수들의 표정하나로
그들의 마음속 고민까지 헤아린
옥희는 명마네쟈,선수들의 어머니
련습때마다 시합때마다
손에 든 기록장은 꽉 매워지고
빨간색,파란색으로 물결쳤거니
흙투성이,상처투성이가 되면서도
타원형투구공 쫓은 선수들의 모습
주마등처럼 떠올랐겠지
우리 손으로 우승기 휘날려
동포들에게 기쁨을 드리겠다고
넘어져도 넘어져도 다시 일어나
사자처럼 돌진한 선수들처럼
투구부의 전국재패로
조선학생의 본때를 보이겠다고
어려운 수술까지 이겨내여
다시 하나조노에 돌아온 관태처럼
한마음한뜻으로 달려온 옥희야
너는 분명히 경기장에 함께 섰다
선수들과 함께 새 력사를 새겼다
무용수로서 훨훨 날던 네가
마네쟈가 된 사연은 잘 몰라도
네눈에서 쏟아져내린 옥같은 눈물이
보람찬 3년간을 노래하였구나
숱한 동포들,일본사람들의 성원으로
예까지 올수 있었다고
감사의 눈물 흘리는 착한 옥희야
이제는 눈물을 거두어라
너희들은 용케도 잘 싸웠거니
너희들덕분에 우리 가슴 벅차오르고
래일을 살 희망과 신심이 솟구쳤다
사랑하는 보배들아!
우리의 미래들아! (2010.1.5)
素晴らしい詩
オンニョ先生、素晴らしい詩、本当にありがとうございます。感激です!
大阪朝高の生徒たち、本当によく戦ってくれました。