入国管理局と「ジュピター」
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1月中旬以降、東京の品川にある入国管理局(写真)へと何回か足を運んだ。特別永住をもっている在日朝鮮人の場合、入国管理局に行くのは日本から離れる時に必要な再入国許可をもらうためだけであろう。
品川の入国管理局と、長崎県の大村、大阪府の茨木、茨城県の牛久の3箇所にある入国管理センターに、現在、合わせて1000人ほどの外国人が収容され、ひどい扱いを受け、日々強制退去の恐怖におびえている。わたしもこの問題について、これまで無関心で実態をほとんどわかっていなかった。
詳しい内容については、月刊イオの誌面で報告したいと思っている。また、収容されている外国人たちを支援している日本人の会もありホームページで情報を発信しているので、ぜひ見てもらいたいと思う。
上に紹介したSYIでは、現在、入国管理局に不当に逮捕されたパキスタン人難民とその家族への救援カンパを行っている。幸い、逮捕された父親は無事に警察署から釈放されたそうだが、一家がこれから日本で暮らしていくためには多くの困難がある。ぜひご協力をおねがいします。
詳しくはこちら→http://pinkydra.exblog.jp/13981797/
この家族の一件だけを見ても、日本の入国管理行政がいかに醜いものかがよくわかる。
品川の入国管理局に入ると、「ジュピター」(ホルスト作曲)という曲が流れている。延々と繰り返し流れている。曲が月ごとに変わるのかどうかわからないが、少なくとも1月にわたしが行った際には常に「ジュピター」が流れていた。
けっこう好きな曲だったのだが、もう聴きたくないと思ってしまった。(k)