祖国での学生少年たちの迎春公演をみて
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先日、エルファネットを通じて今年の祖国で行われた迎春公演の映像を見た。
全体的に明るい内容になっていたのが印象的でした。
私が「ソルマジ公演」に参加したのが今から約15年前。
祖国を初めてマンギョンボン号から見た印象は、霧が強く、灰色がかった風景だったのを覚えている。
それでも幼心に感動していた。
その時は朝鮮が「苦難の行軍」時代真っ只中で、今思うと結構きびしい時でもあったわけだが、
2か月もの間、祖国で舞踊を練習し、いろんな所に観光にも連れていってもらい、風邪をひけば部屋までお医者さんがきてくれたりと、
不自由なく過ごさせてもらった。
余談だが、練習の合間におやつとしてだされるホカホカのパンと蜂蜜茶の味はもうたまらなく美味しく、
いまでも冬にはホカホカパンと蜂蜜茶が飲みたくなる。
その時のソルマジ公演での舞踊はチマチョゴリが切り裂かれた事件を題材にしたものだった。
各地の朝鮮学校に通う生徒たちがチョゴリを切り裂かれる事件が多発していた時期で、同じ学校に通う先輩もいやがらせをされたりと、
自分にとっても身近な事件だっただけに身がひきしまる思いで練習に打ち込んだ。
来る日も来る日も同じ動作を練習し、何度も仲間たちと確認しあったりして。
時には女同士のいざこざもあったりしたけれど、本番を迎えたあとの達成感は半端じゃなかった。
皆で抱き合い、泣きあって、新年を迎えた。(昔は確か大晦日にやっていました)
映像をみているうちに、そんな記憶が久しぶりによみがえり、朝鮮にとても行きたくなってきた。
その時は経済的には確かに厳しかった様子がうかがえたが、
最近朝鮮にいった同僚Y氏(エルファネットでもリポーターとして出演)に聞くところによると、
朝鮮は様々なところで楽観的に変わっているという。
機会があればぜひまた朝鮮に行って、自分で体験してみてみたい。
さて、今年ソルマジ公演に出演した在日朝鮮学生少年芸術団の保護者の皆さん。
朝鮮新報社では迎春公演に参加した在日朝鮮学生少年芸術団の写真も、ばっちり撮っているということで、HP上で注文も承っています。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/chuumon/chuumon.htm
子どもが成人した後も、貴重な体験を忘れないでいられるよう、記念にどうでしょう?(愛)
Unknown
新報やエルファネットを通して、日本にいながらだいぶタイムリーにソルマジを感じられるようになって、送る側からしたら『安心』の綱です。
今年の公演はほんとに明るく斬新で見ごたえ十分でしたね。
おそらく会館もリニューアルされたのかな?と思えるくらいきれいで、演目ごとの舞台転換に暗転を使ってないことが変わったなと思わせたのかなと勝手に分析しています。
公演ひとつでウリナラの今を感じられて、その舞台に学び盛りの在日学生が特技を持って立ってることが本当に素晴らしい。
ちなみに今回で在日25回目。
私は10回目の時に行きました。初めて祖国を目にした時に感じた、自分の中での仮想現実が現実になった!という衝撃を今でも忘れられません。
Unknown
愛さまは舞踊をされてたんですね。急に親近感を感じました。私も初級5年生から15年間続けましたが出産を機にやめて詩一筋です。私も丁度20年前ソルマジに111人の学生たち連れて行きました。主席にお会いし泣いて泣いて泣き続けました。お会いしたかったのは生涯の夢でしたから、 愛様の記事を読んで懐かしい日々がおもいだされました。あのときの学生たちどおし結婚したカップルもいたのですよ。勿論駆けつけお祝いの詩を贈りましたよ。素敵な記事をコマッスムニダ!
コメントありがとうございます
(rm)さま、(オンニョ)さま、コメントありがとうございます。
(rm)さま、そうですね、タイムリーにソルマジ公演を見られるなんて、本当にいい時代になったなぁと思いました。(rm)さまがおっしゃるその通りで、こんな素晴らしい公演は永遠になくならないでほしいと思います。
(オンニョ)さまは主席にお会いしたんですね!
本当にうらやましいです!私もソルマジ公演で主席にお会いするのが夢でした。なので、94年にご逝去の報を聞いたときは幼いながら大泣きしました。なので、今回のソルマジ公演でも流れていた映像のように、学生と主席の映像を見ると、涙がでてきます。
結婚したカップルもいるなんて、いいですね。ソルマジ公演で訪れた日々は本当に濃密に残りますから、その事実もうなずけます。