東日本大震災、同胞の安否情報サイト、義援金情報など
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1月19日の日刊イオで、「阪神・淡路大震災と朝鮮学校の避難所」という文章を書いたが、あの阪神・淡路大震災の百数十倍もの大きさの大地震が日本を襲うとは思いもしなかった。
今回の東日本大震災も、起こってしばらくは、これほどの大惨事だということがわかっていなかった。日が経つごとに被害の状況が明らかになり犠牲者の数が増えている。最終的に何人の犠牲者が出るのかわからないが、1万人を越えるのは確実なようだ。
犠牲者の方々に、こころからご冥福をお祈りもうしあげます。
とりあえず、同胞の安否情報にアクセスできるネット、義援金関連の情報は以下のようなものがある。
●同胞の安否情報に関するサイトは以下のものがあります。
同胞の安否情報を集約している「地震災害情報」 http://8233.teacup.com/tonpoanbu/bbs/t2/l50
青商会による同胞の安否情報サイト「KYCモバイル-全力で被災者を探します!」 http://ameblo.jp/kyccenter/
中央青商会安否情報ツイッター
http://twitter.com/#!/KYC_Central
ウリトモCOM 地震災害情報掲示板
http://uritomo.com/k/quake/index.php?SID=e8e9a8f90aeb31ad7fcb3249b2cff21b
同ツイッター
http://twitter.com/#!/uritomocom
その他、Twitterのハッシュタグ「#tonpo」「#urihakkyo」で被災地のハッキョ、同胞た ちの情報を読むことができます。
朝青埼玉の「宮城県沖大地震、東北地方被災状況まとめ」
http://26.xmbs.jp/schochong11-274997-ch.php?guid=on
●同胞に関連する義援金
総聯中央による義援金募集
口座名:東日本大震災被害同胞救援募金
口座番号:ハナ信用組合 本店営業部 普 1131243
青商会・義援金募集ページ
http://kyc.gr.jp/main/post_165.html
NPO法人ウリハッキョ・義援金募集ページ
http://uh-npo.org/home/gienkin.html
朝青【東北地方太平洋沖地震】ウリハッキョや被災トンポたちのための被災義援金
△振込先 ハナ信用組合本店営業部 普通預金-1074984 朝青中央 金チャトル(チョ チョンチュンアン キム チャトル) ※必ず『ギエン○○○(名前)』と振込人が判るよ うにしてください。
朝青と青商会では独自に救援隊を組織する。
全国からの救援物資を以下 のところに送ってほしいと訴えている。朝青(朝鮮出版会館 〒112−8603東京都文京区 白山4−33−14)、青商会(朝鮮商工会館 〒110-0005東京都台東区上野7-2-6)
イオ編集部では、とりあえず(相)さんを朝鮮新報の李記者と共に茨城へ送った。14日の2時半ごろに車で出発したが、渋滞とガソリンの確保に苦労したようで、到着したのは夜の10時半ごろだったようだ。取材内容は朝鮮新報のホームページ (http://www.korea-np.co.jp/sinboj/)でも書いている。
今後も朝鮮新報のホームペー ジで取材が進み次第、情報がアップされる。
特に岩手、宮城、福島の3県の被害が大きいようだが、県庁所在地だけでなく、連日テレビなどで伝えられている宮城・気仙沼や岩手・大船渡など津波被害の大きかったところにも、同胞たちが居住しており、安否の確認を地元の総聯関係者が懸命に行っている。3月14日に総聯宮城県本部の委員長、副委員長が甚大な被害に見舞われた仙石 支部の視察を行ったそうだが、「話にならない状況です。戦争後の悲惨な状況とでも言 うべき惨状でした」と、ツイッターで現地の同胞が伝えている。
阪神・淡路大震災との違いの一つは、今回の大震災があまりにも広い範囲にわたっているということだ。大きな被害があったところでも岩手県から茨城県まで数百キロにわたっている。阪神・淡路のときは、隣県はあまり大きな被害がなかった。だから、避難する人も最悪、徒歩でも被災地から脱出できたし、救援物資などもけっこう早く届けら れた。神戸の朝鮮学校にはその日の夜には滋賀から救援物資が届けられていた。また、 多くのボランティアも入り支援していた。
しかし今回は、あまりにも広範囲に被害がわたり多くの人が被災しているので、被災地に到達すること、救援物資や救援の人員を行き渡らせること自体が困難である。そして有効な情報もあまり行き渡っていないように思える。
日本のマスコミは、津波で町が飲み込まれる様子や人間ドラマ的なものを流すのはもういいから、犠牲者の名簿やどこに取り残されている人がいるのか、どこに避難所があり何人が避難しているのか、何が足りないのか、どこに行けば何があるのか、現在通れる道路はどこなのか…といった今必要としている情報を繰り返し流してほしい。
電力が足りないというのなら、民放は時間を決めて持ち回りで1社ずつ放送すればどうか。
今回の大震災でまた特別なことは、福島第一原子力発電所の炉が次々と事故を起こしていることだ。最悪の場合を考えて行動しなければならないだろう。今はとにかく、チ ェルノブイリのようなことが起こらないことを祈るばかりだ。
昨日、静岡で震度6強の地震があったように、今後、どのような事態になるか予測で きない。(k)