震災から10日、被災地は
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震災から1週間以上が経ちました。
先週に引き続き、各被災地の情報を載せたいと思います。
岩手、宮城、福島、茨城などには日本各地から救援隊がかけつけ、物資の配達や同胞からの激励のメッセージを届けています。
また、総聯中央では「総聯中央緊急対策委員会」を立ち上げ、被害を受けた総聯本部との連携の下、
24時間体制で同胞たちの安否を確認し被害状況を調べ、必要な対策を立てています。
現在、第一次救援隊が東日本大震災の被災地で活動を行っています。
総聯や民団の組織の垣根を越えて、またそれらの組織に属さなくとも、震災によって被害を被ったすべての同胞たちのために、
「東日本大震災被害同胞救援募金(※)」を設け、幅広い同胞たちが参加するよう呼びかけています。
【宮城】
昨日のお昼、東北朝鮮初中級学校主催の炊き出しが、近隣の八木山中学校で行われました。
日本各地の同胞たちから届けられた救援物資を使って、400食分の豚汁、おにぎりなどを作ってふるまったそうです。
もちろん、キムチもありました。400食が全部なくなり、大好評だったといいます。
そしてこのようすは、地元・東北放送でテレビ放送されました。
3月27日に、同校の食堂で卒業式が行われます。
そして昨日、同胞医師、看護士などからなる総聯医療団、朝青、青商会の代表らも同校に到着し、被災者の健康診断を行いました。
怪我や病状を訴える方は幸いいなかったそうですが、ストレスなどから血圧が高くなっている方などがいたとのこと。
明日は別の避難所にも診断に行くそうです。
仙台は3月いっぱい断水が続く見込みで、引き続き大変な生活が予想されます。
イオ編集部からは(相)さんが先週明けに茨城に入って取材したのに続き、
木曜日からは宮城に取材に行っています。
先週土曜日には津波被害が深刻だった気仙沼市にも入って同胞への取材を行いました(下の写真は壊滅的な被害を受けた気仙沼市内のようす)。
各地の同胞たちから届いた救援物資のありがたさに、涙を流す1世同胞もいたそうです。
被害状況については、いまだ連絡がつかない世帯があるそうで、まだまだ心配な状況といえます。
【岩手】
岩手県にも各地からの救援物資がたくさん届いています。
県内、県外問わず、たくさんの同胞たちから「何の物資が必要か」など、問い合わせが相次いでいるそうです。
総聯本部が把握している被害状況によると、県下の同胞たちはすべて無事だったそうですが、
被害の大きかった沿岸部に住む同胞たちをはじめ、引き続き一戸ずつ訪問して物資を届けていくといいます。
(※)「東日本大震災被害同胞救援募金」について
口座名:東日本大震災被害同胞救援募金
口座番号:ハナ信用組合 本店営業部
普 1131243
被災地への支援物資を届ける手順は現在、以下のようになっています。
http://www.chongryon.com/jisin/sien.html
確実に支援物資を届けるため、配送するときは必ず事前に、最寄の総聯本部、支部にお知らせくださいとのことです。
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最後に、一つお知らせがあります。
3月30日に、元東京朝鮮歌舞団の舞踊手で、最近では舞台「パッチギ!」の振り付けをはじめ、
各公演を手がけていらっしゃる金有悦さんの舞踊・チャンゴ教室発表会が行われます。
震災を受け、一度は中止も考えたそうですが、色々な方たちの励ましやアドバイスをいただき、諦めずに開催することを決めたといいます。
そして今回の発表会を、チャリティ発表会として開催するそうです!みなさま、是非是非足を運んでください!
日時:3/30(水)18:00~(開場17:30)※当初より、30分繰り上げて開始することになりました。
場所:日暮里サニーホール(JR・京成日暮里駅徒歩2分、ホテルラングウッド4階)
チケット代:一般2000円、学生1000円(前売3000円)、学生席1500円(高校生以下)
問合せ:(090-1657-4997)
※当日チケットの売上げはすべて募金します。
※当日はロビーに募金箱を設置します。チャリティーにご協力お願いします。
(里)
たくましい
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