イオ7月号はチョゴリ特集
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イオ7月号も校了を終え、旅(印刷所)に出て帰りを待つばかりとなりました。
7月号はチマ・チョゴリ特集です!
チョゴリの歴史や、在日同胞たちのチョゴリへの思い、最新のチョゴリ情報、朝鮮学校のチマ・チョゴリ制服についてなど、盛りだくさんの内容となっています。
今回私は関東、関西のチョゴリ店、計5店舗の取材にあたりましたが、正直、とても楽しかったです。((愛)さんご名答!)
そのうち1度は(里)さんと一緒に取材に行きました(というか、私が行きたくてついて行っただけ)。女子2人それはそれは楽しみました。色とりどりのチョゴリ、ノリゲ(チョゴリにつけるアクセサリー)や髪飾り、チョゴリのカタログ、ファッションショーの映像などを見ながら、2人とも平静を装っていましたが、内心、心ときめかせていました。
私たちの興奮が伝わっていたのでしょうか、オーナーの方が「せっかく来たんだから着てみたら?」と粋なはからいをしてくださり、(里)さんが新作のチョゴリを試着することに(発表前の作品なので写真をお見せすることができないのが残念です)。(里)さんが着たのは単衣チョゴリという、宮廷などで着用されていた格式の高いチョゴリ。透け感のある淡い紫色の生地に金箔で模様が描かれたもの。やわらかい雰囲気が(里)さんにとっても似合っていました。展示されている状態のときは、紫なんて着る人を選ぶのでは?と思っていましたが、実際に着てみるとまた全然違いました。取材を終え店の外へ出たときは、抑えていた感情があふれだし、テンションは絶頂に至った2人でした。
取材のこぼれ話はさておき、チョゴリ店の取材を通して感じたことは、一にも二にも経営者の方たちのチョゴリにかける情熱、そしてプライドです。皆さん、本当に誇りを持ってお仕事されているのが言葉の端々から伝わってきました。創業80年以上の老舗もあれば、まだ数ヵ月の若い店もあり、チョゴリに込める思いはそれぞれですが、「民族の魂を込めて作る」という部分は一貫していました。
それから、言語、食とともに、民族を表象する上で着衣がきわめて重要であることを再認識しました。チョゴリは衣装としての美しさもさることながら、ますます多様化する在日朝鮮人社会において、同胞たちをつなげる架け橋として機能していることに、衣服としてだけでないチョゴリの素晴らしさを見ました。本当にチョゴリの魅力は語るに尽きません。
あとは、関東と関西で流行の傾向が明確に分かれていることですね。その内容は本誌でご確認ください。
それからもう一つ。イオでは5、6月号と続けて東日本大震災特集をお届けしましたが、7月号からは新連載「ESSAY被災地はいま」で、引き続き被災地同胞の情報をお届けします。月毎に、宮城、岩手、福島、茨城の同胞たちが「被災地のいま」を綴ってくれます。初回は宮城からの便りです。そちらも乞うご期待ください。
皆さん良い週末を。(淑)
チマ・チョゴリ
韓国では、伝統服装を「韓服」と呼びますよね?
朝鮮では、チマ・チョゴリと呼び、朝鮮服等とは呼ばないのですか?
Unknown
日本人さま
コメントありがとうございます。
「韓服」は民族衣装の総称です。
「チマ」というのは日本語でスカートを意味し、チマ・チョゴリという場合は女性が着るチョゴリのことを指します。
ということは、、、
朝鮮でも、民族衣装の総称は、「韓服」と呼ぶんですか?韓、というのに抵抗があるのかと思っていましたが…。