じつは危ない○○
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興味深い本を見つけました。
「じつは危ない食べもの~健康志向・安全志向の落とし穴~」という1冊です。
著者は長年食関連業界に携わってきて、日本の食事情がそうとう危機的な状況にあることを知ってしまったそうです。
しかし今までは、関係者に迷惑がかからないように、そして自分の仕事にも差し支えがないように、
それらの事実を真正面から語ることができなかったといいます。
しかし、東日本大震災で起こった福島第一原発事故により、放射性物質による汚染という危機が突如現実のものとなり、
このように危険をはらんだものがこれまで「安全」と言いくるめられてきたことに対する不信感が募っていき、
その不信感は自分に対する問いかけとなって返ってきたそうです。
「自分の知っている食の危機的な状況を、ありのままに伝えよう。そうすることが、
多くの人の心の中にある食や健康への不安に応える最善の道に違いない」
そう考えて、本書を執筆したといいます。
著者はこの本を出すことで、これまで携わってきた食関連の仕事をもう続けられなくなるかもしれないというリスクを背負いながら、それでも構わないと決心したそうです。
実は…、まだこの本をすべて読んではいません。
本の前書きだけ読んで、「!!!」と思い、目次を読んでから「面白そうだな」と思い、買ったのです。
大学時代の先生風に言えば、本を買って積んでおくだけにとどまる、「積ん読(つんどく)」です。
本には
・「減塩食品」は本当に体にいい?
・「無添加」食品に加えられている恐ろしい産物
・国産牛、ブランド牛はまやかしだらけ
・安物には、安い理由がある
・鍋に入れるコラーゲン玉の正体は?
・絶対避けるべき「植物油脂」と「乳化剤」
など、気になる目次がぞろぞろ。
日常的に現代人は、「シュガーレス」とか「無添加」とか、健康に良かれと思って食品を選ぶことが多いと思いますが、
それがすべて正しいわけではないみたいです。
じっくり読んで、自分の知識として身につけたいと思います。
今日で東日本大震災からちょうど4ヵ月が経ちましたが、
震災以降、世の中にはその業界のみが知りうる「本当のこと」が少なからず存在して、
それらはさまざまな利権と絡まって、一般的には見えてこない場所にあるんだということを、
嫌というほど感じさせられています。
この本が出版されたように、今後、もっといろいろな「本当のこと」たちが、私たちの前に立ち現れるのではないかと思うと、
少し怖いです。
「本当のこと」がすべてあらわになってしまったら、それこそ私たちは生きていけなくなるのかもしれません。
それぐらい、私たちの生活はさまざまな「嘘」で固められてしまっています。
…なんだか暗ーくなってしまいましたが、それらを真正面から受け止めて、少しでも改善につながる道を探したいですね!(里)